爆売れ中の「ライズ」に対抗可能!? 日本にはない日産「マグナイト」
日本の道路事情に適したコンパクトSUVのトヨタ「ライズ」「ヤリスクロス」は好調ですが、国産メーカーの対抗車はあまり見当たりません。
しかし日産の海外専用モデルに、最適そうなコンパクトSUVがあります。その名は「マグナイト」です。
日産では、海外市場向けのコンパクトSUV「マグナイト」を2021年より発売しています。
【画像】日本未発売が「惜しい」! 日産コンパクトSUV「マグナイト」を写真で見る(26枚)
インドのルノー日産工場で生産され、インドのみならず南アフリカやインドネシアなど、15の国に輸出もされています。
ボディサイズは、全長3994mm×全幅1758mm×全高1572mm、ホイールベースは2500mm(数値はインド仕様)です。
日産では、コンパクトなサイズながら広い足元空間や十分な荷室空間を確保していると説明します。
ライバルのライズが全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm、ホイールベース2525mmなので、5ナンバー枠を超える車幅以外は、ほぼ同等といえます。
マグナイトに搭載されるのは、1リッターガソリンエンジン(72ps/96Nm)と、高出力な1リッターガソリンターボエンジン(100ps/160Nm)の2タイプで、5速MTのほか、ターボモデルにはCVTも用意します。
ライズも1.2リッターガソリン車と、1リッターターボ車、そして1.2リッターハイブリッド車が用意されていて、ハイブリッド以外は近いラインナップといえます。
例えば日産のコンパクトカー「ノート」用のe-POWERを導入すれば、対抗も可能なように思えます。
SNSなどでは、この海外専用車マグナイトについて、日産ファンを中心にたびたび話題に上っているようです。
「日本で売ってくれればいいのに」「(コンパクトSUVの日産)キックスは少し高いので、下のクラスが欲しい」「(あれば)買います!」
日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した2022年の乗用車年間ランキング(軽自動車を除く)では、ライズが8万3620台を販売し、総合4位にランクインしています。
また、同ランキングの1位はトヨタ「ヤリス」シリーズ(16万8557台)ですが、そのうちヤリスクロスの年間販売は約8万2680台を占めているといいます。
こうした状況に対し「一定の需要はありそう」「日産のやる気のなさが悲しい」と嘆く日産ファンの切ないつぶやきも見られます。
2021年に販売を開始したばかりのまだまだ新しいモデルが海外にあるにもかかわらず、日本で売られない状況に歯がゆい思いをしている日産ファンは多い模様です。
ここは日産の英断に期待したいところです。
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