Jリーグは3月30日、オフィシャルブロードキャスティングパートナーであるDAZNとの共同記者会見を実施。パートナーシップ契約の延長と変更点を発表した。

 新契約は、2023年シーズンから2033年シーズンまでの11年。約2395億円の契約で、対象試合はJ1、J2リーグ、J1昇格プレーオフとなった。

 主な変更点は「テレビ地上波の扱い」「J3リーグの放映」「より柔軟なレベニューシェアのスキーム」の3点。発表された詳細は以下の通りとなっている。
 
・テレビ地上波の扱い
テレビ地上波での試合中継をより多く行なうことで、Jリーグとの無料での接点を増やしていく。試合以外での露出も圧倒的に増やしながらJリーグファンを増やしていくことで、DAZN加入者の増加を目ざしていく。

・J3リーグの放映
2024年からDAZNでの放映はJ1・J2リーグのみとし、J3リーグは無料放映も含めて最適な放映形式を検討する。※2023年のJ3リーグは引き続きDAZNで全試合放映いたします。

・より柔軟なレベニューシェアのスキーム
Jリーグの成長に必要な財源を確保しながら、より加速的な成長が実現した場合は、さらなる成長投資が行えるような柔軟な契約・レベニューシェアのスキームを構築。

 また、野々村芳和チェアマンがコメントを発表。「チェアマン就任当初からDAZNとはお互いの成長のために様々な議論を重ねてきました。新たな成長戦略に基づきJリーグがより魅力的なリーグへと成長していくために、地上波での無料の試合中継を増やしていくことが重要であることにご理解をいただきました。試合以外での露出を増やしていく投資も行いながらJリーグのファンを増やしていくことが、DAZNの成功にも繋がっていくと確信しています。また、2024年からはJ3リーグの放映形式を変更する予定です。無料放映も含めて、J3にとって最適な視聴環境を検討していきます。
 
 JリーグとDAZN双方にとってwin-winとなる新たなパートナーシップを構築できましたので、皆さまの日々の生活の中でJリーグに触れられる機会を増やし、成長戦略の推進を加速していきたいと思います」とした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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