2位シャーザーが約77億円、3位ジャッジが約58億円だった

 米経済誌「フォーブス」が2023年のメジャーリーガーの収入ランキングを発表し、エンゼルスの大谷翔平投手が6500万ドル(約85億円)で1位となった。2位マックス・シャーザー投手の5930万ドル(約77億5000万円)、3位アーロン・ジャッジ外野手の4450万ドル(約58億2000万円)をも上回った。

 大谷はチームとの契約が3000万ドル(約39億3800万円)、それ以外の収入が3500万ドル(約45億9400万円)に及ぶ。フィールド外の収入は、2021年は600万ドル(約7億8800万円)、2022年は2000万ドル(約26億2600万円)だったことを考えれば、大きく上がっている。「(野球での)成功、そして親しみやすい性格によって、華やかなイメージを持つオオタニには、数百万ドルの契約を手に入れる力がある」と同誌は述べている。

 また大谷について「締結している13社とのパートナーシップ協定のなかに、日本では医薬品会社興和、(ファッション業界の)セイコー、ボス、そして米国ではファナティクスとトップスが含まれている。過去数か月オオタニはコスメ業界のコーセー、(スポーツメーカーの)ニューバランスと巨額の契約を結んだ。ボストンに本社を置くアパレルブランド(のニューバランス)はオオタニを全身コーディネートすることに加え、日本での大々的なプロモーションやフットウェアコレクションなど、彼のためにグローバルな計画を立てている」と説明した。

 大富豪のジム・デービス会長の息子で、ニューバランスのチーフ・マーケティング・オフィサーのクリス・デービス氏は、「ショウヘイが日本市場に与える影響は毎年数千万ドルにも及ぶ。彼は日本文化の象徴で、野球選手としてはその次だ。これほど市場に影響を与えられる野球選手はこの世代では、オオタニが最初で最後だろう」と語った。その影響力は計り知れない。(Full-Count編集部)