ソニー生命保険が、大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女に対し、「子どもの教育資金に関する調査」を行い、その結果を発表しました。調査は1月26、27日の2日間にインターネットリサーチで実施し、1000人の有効サンプルで集計しています。

「子どもの学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まると感じる」では、「非常にあてはまる」が16.7%、「ややあてはまる」が50.0%と合計66.7%の人が「あてはまる」と回答しました。「早期の知育や英才教育は子どもの将来のために重要だ」という質問では、「非常にあてはまる」「ややあてはまる」という「あてはまる」の合計が71.2%とどちらも半数を超えるという結果になりました。

 また、「家計や教育へのコロナ禍の影響」についても聞いたところ、「子どもの教育に対する不安」では「増加」と答えた人が計77.0%、一方の「減少」が計23.0%で、コロナ禍による子どもの教育に対する不安の高まりが判明しました。

 さらに、「家計」では「改善」が計27.4%、「悪化」が計72.6%、「子どもの教育費」では「増加」が計57.7%、「減少」が計42.3%という結果も浮き彫りになりました。

「コロナ収束後は、子どもの教育費を増やしたいと思う」かと聞いたところ、「増やしたいと思う」が計69.8%、「増やしたいとは思わない」が計30.2%でした。親の多くが、コロナ禍が落ち着いた際には子どもの教育に対しお金をかけていきたいと考えているようです。 子どもの就学段階別にみると、「増加」と回答した親の割合は、中高生の親(83.7%)が最も高く出ていました。

「自分の子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合う有名人やアニメキャラ、歴史上の人物」についての調査も実施されました。

 有名人部門では、3位が元プロ野球選手のイチローさんで28人。理由として「目標に向かって何をすべきか分かっており、それを言葉にできて相手に伝えることができるから」「自分の信念を持っているから」などの声が集まりました。

 2位はWBC日本代表で、ロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平選手で33人。「目標が明確で信念を持っているイメージだから」「周りへの感謝と謙虚な態度がいつまでも変わらないから」といった理由が挙げられました。

 1位は俳優の芦田愛菜さんで52人。理由には「しっかりしていて誠実な印象があるから」「学業と仕事を両立させているから」といった声が寄せられました。

 アニメキャラ部門では、3位に「サザエさん」のフグ田マスオと「鬼滅の刃」の竈門炭治郎が同率でランクイン。2位は「ドラゴンボール」の孫悟空、1位は「ONE PIECE(ワンピース)」のモンキー・D・ルフィでした。歴史上の人物部門では、3位が坂本龍馬、2位が織田信長、1位が徳川家康という結果でした。