AI音声プラットフォーム「CoeFont」を提供する株式会社CoeFontと株式会社AIdeaLabが共同で開発したAIアバター「AIひろゆき」が、2023年3月16日(木)18:00〜24:00に行われた6時間耐久のYouTubeライブのテスト配信を成功させた。この結果に、ひろゆき氏本人も「元々、本人が適当なことを言っているので、AIひろゆきがおかしな事を言っててもあんまり気にならないので、AI向きな気がしましたー。」とコメントした。

■「AIひろゆきは、綺麗なひろゆき!?」視聴者の意外な反応とは
質問に対して、一般的な回答を丁寧かつわかりやすく正確に回答するCPT-3の特性が、普段のひろゆき氏が言わないような綺麗な言葉で回答する様子を見せた事で、YouTubeライブのコメント欄やTwitter上で、「綺麗なひろゆき」という言葉が飛び交った。

例えば、「幽霊は存在しますか?」「数学者のラマヌジャンについておしえてください」「ビジネスにおいて、成功するために必要なスキルとは何だと思いますか?」という人間でも、答えることに一苦労する質問に対し、誠実に健気に答える様子に心をうたれた視聴者も多かったようだ。

なかには「AIひろゆきの配信ずっと聴いてられるな。作業BGMにしよう」とつぶやく視聴者もおり、学習量が足りないながらも、早くも視聴者の心をつかみ、有用性を実証した結果となった。

その他の主な質問例:
・AIひろゆきを活用したビジネスモデルを提案してください。
・これより先は語尾に「ニャン」とつけて話してください。
・なんでひろゆきっていう名前なんですか?
・ひろゆきは必要ですか?

■「ひろゆき氏っぽさ」がより再現できるキャラクター性の実装や文脈の把握に課題も
ひろゆき氏のパーソナルな情報に関するデータの学習量が少ないことから、ひろゆき氏と関係性のある人物に関する質問やエピソードに回答できないケースが目立った。また、学習量の少なさから、「わからない」と答える頻度が多かったことやコメントを無作為に選んで答えるため、質問でないリアクションのコメントにも応えようとすることから、話が噛み合わないこともあった。今後、データの学習量を増やし、視聴者のコメントに正しく対応できる最強のAIひろゆきを目指していく構えだ。

・AIひろゆき育成フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfOKqIcsmEBhPAOUm0UWKsorA8mHUvIDEoT6B5wNpmVbSmzJQ/viewform

■総視聴時間が8,000時間を突破し、スーパーチャットや切り抜き動画にも対応可能に
YouTubeライブ配信やアーカイブ映像も含めた総視聴時間は、1日で8,000時間を突破した。8,000時間を突破したことで、YouTubeの仕様により、今後、ライブ配信のスーパーチャット機能が利用可能となる予定だ。また、AIひろゆきのチャンネルでの配信は切り抜き動画も許可している※。
なお、「AIひろゆき」が視聴者からのスーパーチャットで得た収益は、ひろゆき氏本人の収益となる。
※切り抜きをする場合は、ひろゆき氏への切り抜き申請を行う必要がある。

■ひろゆき氏ご本人からのコメント
「元々、本人が適当なことを言っているので、AIひろゆきがおかしな事を言っててもあんまり気にならないので、AI向きな気がしましたー。」

■ AIアバター「AIひろゆき」概要
「AIひろゆき」は、AI技術を活用し、人が関与することなく、すべて自動で、質疑応答に応えることができる、ひろゆき氏のAIアバターだ。実在する人物をAIアバター化するのは、日本国内では初めての試みとなる。

今回の取り組みは、AI音声の開発を手がけるCoeFont社とAI画像生成等の開発を手掛けるAIdeaLab社の共同プロジェクト。AIアバターの自動対応するためのテキスト生成は、ChatGPTにも使用されているGPT-3を活用している。