サッカー日本代表はきょう28日、キリンチャレンジカップ2023でコロンビア代表と激突する(※大阪・ヨドコウ桜スタジアムで午後7時20分キックオフ)。

コロンビア代表との対戦成績は1勝1分3敗と負け越しているが、2018年ワールドカップにて同代表を2-1撃破。ブラジル大会のリベンジとなった初白星は記憶に新しい。

これまでFWラダメル・ファルカオやMFハメス・ロドリゲスがコロンビア代表をけん引してきたが、現在はニューフェイスたちがFIFAランキングを17位へと押し上げている(日本は現在20位)。コロンビアの注目株5選手をピックアップした。

カルロス・クエスタ

ポジション:DF

所属:ヘンク(ベルギー1部)

179cmとセンターバックとしては決して大柄ではないが、高い身体能力でピンチを切り抜ける守備能力が際立つクエスタ。

スピードを生かしたカバーリングに、推進力のある持ち運ぶドリブル、打点の高いヘディング、緻密なビルドアップも参加もできる攻守の貢献は光るものがある。

コロンビアの強豪アトレティコ・ナシオナルの下部組織出身で、2016年にトップチームに昇格した。

U-20代表では21試合に出場して、DFの要として活躍。高いポテンシャルを評価されて、2019年にベルギー1部ヘンクにステップアップ。

代表の同僚であるジョン・ルクミとはヘンク時代にCBコンビを形成しており、阿吽の呼吸で相手の攻撃をシャットアウトしていた。

ジョン・ルクミ

ポジション:DF

所属:ボローニャ(イタリア1部)

コロンビアの新しいDFリーダーと期待されるルクミは、最終ラインで要塞のように相手の攻撃を阻止する。

身長187cmと優れたフィジカルを持ち、迫力あふれるエアバトルや体を投げ出すようにして防ぐシュートブロックはスタジアムのボルテージを引き上げる。

コロンビアの名門デポルティーボ・カリのアカデミーで育ち、2015年にプロデビュー。

2018年にベルギーのヘンクに海外移籍を果たし、2018-19シーズンにリーグ優勝と2020-21シーズンに国内カップ制覇とタイトル獲得に大きく貢献した。

今季初頭にボローニャへ加入し、すぐに主力として定着。熱いプレースタイルでイタリアのティフォージを沸かせている。

ジョン・デュラン

ポジション:FW

所属:アストン・ヴィラ(イングランド1部)

弱冠19歳で既に代表4試合、プレミアリーグ6試合出場を果たした神童ストライカーは、コロンビアの未来と期待されている。

コロンビア1部エンビガドでプロデビューを果たし、15歳8カ月19日でプロ初ゴールを記録した。ガーディアン紙が有望な若手60人を選出する「Next Generation 2020」にも選出。アメリカMLSのシカゴ・ファイアーを経て、今年1月にアストン・ヴィラへ入団した。

185cmと高身長ながらベルギー代表FWルカクを彷彿とさせる突破力のあるドリブルを持ち合わせる。

繊細なタッチとボールコントロールを駆使して最前線で違いを作り出す傑出した才能は圧巻の一言に尽きる。

ホルヘ・カラスカル

ポジション:MF

所属:CSKAモスクワ(ロシア1部)

現代では中々見ないクラシックな司令塔のカラスカルは、一度ボールを持てばスタジアムが歓声に包まれるほどプレーに華やかさがある。相手の虚を突く鋭いスルーパスに、多彩な足技を駆使した遊び心のあるドリブルは見る者の心を奪う。

元イタリア代表のアントニオ・カッサーノ氏がインスタグラムを通じたジャーナリストとの懇談で、カラスカルの名前を挙げた。

イタリア屈指のファンタジスタは「彼は正真正銘の化け物だよね。新しいフェノーメノになるんじゃないか」と絶賛。

プレースタイルから同国の英雄ハメス・ロドリゲスとも比較されることがあるという。才能あふれるプレーで、日本のサッカーフリークも魅了してほしい。

ルイス・シニステラ

ポジション:FW

所属:リーズ・ユナイテッド(イングランド1部)

今回惜しくも選出が見送られたコロンビアの快速ウイングを見たかったプレミアファンは多かったことだろう。

一気にラインを押し上げるスピード、細かく繊細なタッチでサイドを制圧し、精度の高いアシスト性のパスと優れたシュートセンスでペナルティエリア内でも違いを作り出す。

昨季はオランダ1部フェイエノールトでリーグ戦30試合12得点7アシストとブレイクし、新設されたカンファレンスリーグでも12試合6得点4アシストで準優勝と同大会の最優秀若手賞を獲得した。

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今季プレミアリーグのリーズ・ユナイテッドに移籍し、13試合2得点と世界最高峰の舞台でも印象的な活躍を披露している。