28日に日本と対戦するコロンビアは、24日に韓国と対戦し、前半に2失点するものの後半2得点して追い上げ、2-2の引き分けに持ち込んだ。

この試合を見た伊東純也は懐かしい顔を見つけていた。守備ライン4人のうち、2019年から2022年まで所属していたヘンク(ベルギー)でチームメイトだった選手が3人いたのだ。

伊東はミーティングでFWにその選手たちの特徴を伝えたという。自身も対戦を楽しみにしているが、それよりも「ウルグアイ戦よりもっと攻撃をできれば」と思っていた。

前日公式会見で森保一監督はウルグアイ戦と同様、サイドバックを内側に移動させて攻撃陣をサポートさせる「(選手に)難しいことをやってもらってる」新戦術を試すことを明言した。

伊東は「中盤に人数かける分、距離感がよくボールを回せる」とメリットを説明する。そして「サイドのところでは、うまく受けられれば1対1になる状況は作れる」。そして伊東にボールが出れば、ウルグアイ戦同様チャンスは必ず作れるはずだ。

「サイドのところでやるのは自分の役割でありますし、そこで仕掛けてチャンスを作るのは、いつもどおりというか自分の役割なんで」

ボールを持てば突破できることを伊東は事も無げに言う。フィールドプレーヤーの中で年齢が上から2番目になっても、動きにまだまだ衰えは見られない。


【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:岸本勉/PICSPORT】