吉川蓮民氏(政治家女子48党のHPより)

 政治家女子48党から世田谷区議選へ出馬を予定している吉川蓮民氏は、防衛医科大を卒業して自衛隊福岡病院の看護師になった。その後、パワハラなどを理由に2022年3月に辞職した。防衛医科大の授業料などを返済するため、性的マッサージなどをする風俗の仕事や、セクシー女優の仕事をしていた――という特異な来歴を“売り”にしてきた。

「ところが、会見で吉川氏はこれまで『自衛隊を除隊してから風俗の仕事をしていた』と説明していたものの、実際には、1年間ほど自衛隊に所属しながら風俗でも働いていた、つまり『兼職』していたと訂正しました。当然、自衛隊員は『兼職』禁止です」(社会部記者)

 こうした吉川氏の“自白”に首をかしげるのは、自衛隊の現役幹部だ。

「自衛官を辞める1年前から風俗店勤務をしていたそうですが、税金を払っていたなら、基地の総務課が把握したはずです。さらにいえば、若い自衛官の中には風俗店を利用する隊員もいるわけで、相当な遠隔地に行かないと、隊員とはち合う可能性もあります。脱税でもしていたのか、本当に『兼業』していたのか……」

 また吉川氏に、風俗店ではなく東京都内のキャバクラ店で接客を受けた、という男性がいる。その男性が語る。

「店のキャストではなく、おそらく派遣でたまたま出勤していたのが、吉川さんでした。本人の口から、自身の来歴として、看護師を辞めて上京し、グラビアモデルをしていると話していましたね。受け答えも上手で、頭のいいコでしたよ。胸に押しつけるように腕を抱え込んできたり、積極的にボディタッチをしてきたりするので、かなり過激だなと感じました。本格的に始めれば、すぐにキャバ嬢として人気が出ると思いました」

  吉川氏本人に確認したところ、“兼職中”の税金については「確定申告しました。自衛隊では把握されていません」とし、キャバクラ勤務については「自衛隊にいたころ、キャバクラでは働いたことがありません。コロナの情勢もありまして、接する人数が多く、マスクをつけないキャバクラのほうが感染リスクが高いことと、キャバクラでは稼げるスペックでなかったので。その証言は間違いです」と回答した。

 世田谷区の有権者を、メロメロにすることはできるだろうか……。