13歳でデビューして、K-POPファンたちから愛された元Aprilのジンソルが、見違えるほど成長した。爽やかな笑顔で年上のファンたちの心を掴んだのがまるで昨日のようだが、すでにデビュー7周年を超えた。昨年、グループ活動を終了してソロデビューした彼女は、新しい所属事務所に移籍した。昨年12月、自身が作詞・作曲をしたデジタルシングル「Let me out」を通じて、本格的なソロ活動を始めたジンソル。ひよこのような時代の姿は跡形もなく、もうプロらしい雰囲気を漂わせている。ソロアーティストとして自分だけの声を世の中に披露したいという21歳のジンソルが築いていく未来に、期待が高まっている。

――ソロで「@star1」と撮影したのは初めてですが、いかがでしたか?

ジンソル:今日はすごく緊張しながら撮影現場に来ました。いつもメンバーたちと一緒だったので、今日は1人で撮影することに不安もありましたし、緊張しました。でも(スタッフの皆さんが)雰囲気を上手に引っ張ってくださって気楽に撮ることができましたし、ちらっと写真も見たのですが、きれいに撮れているようだったので幸せです。

――デビュー7年でソロデビューをしました。グループでデビューした時とはどのような気持ちの違いがありましたか?

ジンソル:まずプレッシャーが大きかったです。独り立ちですから。これから自分だけの道を歩まなければいけないのですが、上手にできるか、すごく不安でした。どんな道を歩めばいいのか漠然としていたのですが、正解はないので、自分ができることをしようと気を引き締めました。責任感が求められていると思うことで、心を引き締めて頑張るようになりました。

――プレッシャーも大きかったと思いますが、初めて“ソロ歌手ジンソル”の声を披露することに対するときめきもあったのではないでしょうか?

ジンソル:当然ワクワクして、嬉しかったです。世の中にジンソルの声を聴いてもらう機会をいただいたのですから……。何でも上手にやりたいという気持ちが大きいです。なので、仕事においてはいつもプレッシャーを感じていました。昔はそのような欲が特に大きかったのですが、上手しようとし過ぎたら、焦ってせっかちになってしまいます。なので、今はだいぶ心に余裕を持つようになりました。そうしたら(仕事も)楽しめるようになりました。今回のソロデビューが、いろいろなことをたくさん感じて成長するきっかけになりました。

――初の自作曲「Let me out」でも作詞・作曲の才能が優れていて、やはり“ジン・ソウル”(ジンソルのあだ名:ジン+魂(soul))をはっきり感じました。

ジンソル:「私が得意なことは何だろう?」と考えた時、それは“音楽”だったんです。少しずつ自分のスタイルの音楽を作ってみようと思ったのが、作曲を始めたきっかけでした。ファンの皆さんにお届けしたいという気持ちで少しずつ作り始めたのですが、昨年から本格的にやってみようと決心しました。そのように初めて披露した曲が「Let me out」です。

――初めての自作曲に対する満足度はいかがですか?

ジンソル:100点満点中70点をあげたいです。作っている時は分からなかったのですが、自分の心にあるものを詰め込もうとしたら、少しやりすぎた感じがありました。力を抜いて歌えばよかったという残念な気持ちがあります。まだまだ未熟ですが、それでもこの曲に対する満足度が大きいです。上手というよりは、自分の本心が込められた楽曲なので、愛着が持てます。

――作詞と作曲は今も続けていますか?

ジンソル:楽曲制作は続けています。日の目を見るかどうかわかりませんが、すでに書いた曲は8曲ほどあります。初めてのソロ曲はダークな雰囲気だったのですが、今度は爽やかで明るい感じもいいと思っています。色々なジャンルを試してみたいです。

――ソロ活動で記憶に残っているコメントや反応はありましたか?

ジンソル:ソロデビューを準備しながら、歌の練習を本当に一生懸命にしました。ソロ活動をするためには、ボーカルの部分で変化が必要だと思いました。今までは主にアイドルの曲をしてきたので、声を高く細く出していたのですが、音域を広げたくて、たくさん努力しました。それを分かってくれるコメントがありました。『ボーカルのスタイルが変わってすごく良い』というコメントを見て、言い表せないほど嬉しかったです。私が本当に聞きたかった言葉だったんです。

――ソロデビューをする前まで約1年の空白期がありましたが、どのように過ごしていましたか?

ジンソル:“次”について絶えず考えました。これからどのような姿を見せればいいのか、どのような活動に注力するべきか、ソロで活動を始めるためにはどのような方向性にすればいいのか、たくさん悩みました。1人で活動をするためには、音楽面でもっとクオリティが高くなければならないと思って、“音楽”のことだけを考えながら過ごしました。

――先日STORY&PLUSに移籍しましたが、新しい事務所での生活はどうですか?

ジンソル:これまではグループ生活をしていて、もう1人で活動しなければならないので寂しさを感じてもおかしくないのに、新しい仲間のおかげで孤独を感じる暇もありませんでした。今日の撮影現場でも、一緒に来てくださったスタッフたちがたくさんいます。新しい所属事務所でたくさん愛されていて、幸せで感謝する日々を過ごしています。

――「生放送トーク! トーク! ボニハニ」の12代目MCでしたよね。当時、小学生からの人気がすごかったと聞きました。

ジンソル:小学生たちにも好かれたのですが、父兄の皆さんからすごい人気でした(笑)。あの時は年齢ももっと若かったですし、いつも笑顔だったので好評してくださる方々が多かったようです。当時「ボニハニ」のMCがすごくしたくて、事務所には知らせずにこっそり志願したんです。競争率が本当に激しかったです。運よく合格できて、1年間良い経験をすることができました。機会があれば、トークショーやバラエティ番組のMCなどの活動を続けたいです。特に「知ってるお兄さん」が大好きなので、ぜひ一度出演したいです。

――「ギルティ・シークレット」「愛よ! お願い」などで安定した演技力を披露して、“ウェブドラマの新鋭”として注目を集めましたが、ジンソルさんの演技を今後も見ることはできますか?

ジンソル:もちろんです。頑張っています。演技の練習も着実にやっていますし、様々な作品のオーディションも受けています。演技の参考のために、色々な作品を観ています。普段から強烈で刺激的な作品が好きなのですが、特に最近は「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」にすっかりはハマっています。どんな役でも、機会をいただけたら一生懸命にする準備ができているのですが、特にすごく悪い悪役をぜひしてみたいです。家で鏡を見ながら真似したり、行きつけの美容師さんの前でも披露したのですが、似合わないと言われました(笑)。でも、いつか機会があれば、ぜひやってみたいです。

――満13.8歳でデビューし、“最年少アイドル”というニックネームがついていましたが、いつのまにかジンソルさんより幼い後輩グループがたくさんデビューしました。印象的な後輩ガールズグループはいますか?

ジンソル:もうだいぶ昔の話ですね。時間の流れが本当に速いです。もう7年が過ぎて、後輩グループができるなんて……。最近はNewJeansのファンになりました。ステージも本当に上手で、きれいで、爽やかで、かわいくて、完璧ですね。私もデビュー当時、初々しい時代があったので、最近のNewJeansやガールズグループのステージを見たら、昔のことを思い出します。

――「名曲をよく知っている」ということで有名ですが、最近ハマっている曲があったら教えてください。

ジンソル:最近はポップソングを中心に聴いています。PRETTYMUCHというグループにハマっていて、その方の楽曲をたくさん聴いています。特に「Would You Mind」という曲が本当に好きです。ぜひお勧めしたいです。韓国のミュージシャンの中では、IU先輩や少女時代のテヨン先輩、ペク・イェリン先輩のファンなので、たくさん聴いています。

――ロールモデル(憧れの人)はいますか?

ジンソル:尊敬している先輩は多いのですが、ロールモデルは特に決めてはいません。一生懸命に活動して、いつか私が誰かのロールモデルとして挙げられる日が来てほしいです。それが私の最終目標です。

――2023年に成し遂げたい目標はありますか?

ジンソル:2つあります。私が書いた曲をもっとたくさん披露するのと、女優として作品に出演することです。この2つを達成できる1年になれば嬉しいです。