遊ぶたびに違ったプレイが楽しめるローグライトが特徴の見下ろし型アクションゲーム「Brotato」は、2022年9月28日にリリースされるとアーリーアクセス期間中にもかかわらずその中毒性と成長要素の多彩さから「圧倒的に好評」なレビューを集めたPC(Steam)向けゲームです。キャラクターの操作は移動だけで、1プレイも長くて30分という手軽さながら、キャラクターの個性やステータスの取捨選択、武器と能力のシナジーなどがかみ合った奥深いキャラクター強化を楽しめるゲームとのことなので、実際にプレイしてみました。
Steam:Brotato
https://store.steampowered.com/app/1942280/Brotato/
「Brotato」がどんな感じのゲームなのかは、以下のムービーから見ることができます。
最大6つの武器をぶっ放しまくるローグライクアクション「Brotato」プレイレビュー - YouTube
ゲームをスタートすると、まずキャラクター選択です。今回は、最初から使用可能でステータスもオーソドックスな「丸々」を選びました。
続いて、初期武器の選択です。初期武器の選択肢はキャラクターごとに異なっており、「丸々」の場合は近接武器から遠距離武器までさまざまなものがそろっています。今回は、射撃武器の「ピストル」を選びました。
最後に、難易度を選びます。最初に選べるのは「0」のみなので、「0」を選びます。
こうして、ピストル1丁を構えたキャラクターで戦闘が始まりました。基本的な操作はキーボードの「WASD」か矢印キーを使った上下左右への移動のみ。デフォルトでキャラクターが一番近い敵に向かって攻撃を出してくれますが、設定でマウスを使った手動照準も選べます。
敵を倒すとドロップする緑色の「材料」を取得すると、経験値がたまってレベルアップします。また、後述する武器やアイテムの購入にも必須なので積極的に拾っていきます。
最初のウェーブは、20秒間生き残ればクリアです。ウェーブクリア後のキャラクター強化は大きく分けて2種類。1つ目は、キャラクターのステータスを強化できる「レベルアップ」で、強化するステータスは4つの中から選べます。今回は、遠距離攻撃の射程が伸びる「目」を選択しました。
2つ目は「ショップ」で、「ワンド」や「トーチ」といった武器や「袋」「サイバーボール」といったアイテムを購入可能です。武器は大きく分けて「近接」「遠距離」の2つがあるほか、ダメージの隣にあるアイコンに応じてその武器に影響を与えるステータスが違ってきます。例えば、「ワンド」の場合は「属性ダメージ」で攻撃力が上がります。
今回は、最初に選んだピストルと同じ遠距離武器の「ワンド」を選んでみました。
近接武器ですが、「ワンド」と同じ属性ダメージ系の武器である「トーチ」を選ぶかどうかは迷いどころ。そこで、ここでは「トーチ」の下にある「ロック」をクリックしてから、右上のボタンから「リロール」をしてみます。
すると、「トーチ」を保留にしたまま選択肢が更新されました。ロックした武器やアイテムはウェーブを進めた後でも取得できるので、「今は購入できないけど次のウェーブ後に購入したい」という時にも有効です。リロールしたらピストルが出たのですかさず購入します。
これで手持ちのピストルは2つに。そのまま2つのピストルを持って次のウェーブを開始してもOKですが、同じ武器を2つ持っていると1つに合体させて強化が可能なので、ここでは「結合」してみました。
これで、ピストルが青いアイコンの「ピストル II」になりました。「ピストル II」は「ピストル II」同士で結合してさらに強化し、最大4段階まで成長させられるので、最終段階まで強化した武器をそろえるのがクリアへの近道になります。準備ができたら「前進」で次のウェーブに進みます。
すると、強化されたピストルとワンドを構えて次にウェーブが始まりました。このようにして20ウェーブを生き抜くのがこのゲームの基本的な流れです。
武器は最大で6つまで同時に装備できるので、どんどん武器を取得して敵を蜂の巣にできるようになりました。
しかし、20ウェーブに到達する前に大量の敵に圧倒されて体力がゼロになり、あえなく敗北してしまいました。
そこで、少しでも先に進めるように試行錯誤を続けてみました。例えば、これはさまざまな射撃武器をそろえて「遠距離ダメージ」を鍛えていく射撃タイプの武器構成です。
また、拳などの近接武器をそろえて近づく敵をたこ殴りにしていく近接タイプの強化も可能です。武器やアイテムは全部で数百種類あり、取得するアイテムによって武器の性能ががらっと変わることもあるので、チャレンジするごとに違ったプレイスタイルを楽しめます。
キャラクターの性能も個性豊かです。例えば、この「魔法使い」というキャラクターは、「近接ダメージ」や「遠距離ダメージ」がゼロになってしまう代わりに「属性ダメージ」の上昇率が高く、属性ダメージ系の武器に有利なアイテム2つを最初から所持しています。
キャラクターと武器の相性を考慮して、魔法使いで属性武器タイプの武器を取得しながら進んだところ、なんとか20ウェーブに到達しました。20ウェーブ目では、すさまじい体力を誇るボスが登場します。
ボスの体力を削りきることはできませんでしたが、90秒間猛攻をしのいでクリアすることができました。
クリアすると、さらなる難度がアンロックされます。
このゲームには、チャレンジをまたいでキャラクターの能力を底上げする恒常的な強化要素はありませんが、倒した敵の数や取得した材料の数、武器の強化具合などに応じてさまざまなキャラクターや武器がアンロックされていくので、プレイを続けていくとどんどん選択肢が増えていきます。また、記事作成時点ではまだアーリーアクセスの段階なので、今後のアップデートでさらなる武器やキャラクター、新要素などが追加されていくことも期待できます。
「Brotato」をプレイして最も印象深かったのは、自由自在にキャラクターを強化できるという点です。このタイプのローグライクアクションの金字塔として「Vampire Survivors」がありますが、一度取得した武器は手放せず、リロールの回数も限られているVampire Survivorsとは違って気軽に手持ちの武器を売ったり、回数をかさねるごとにコストが増えるものの上限なしで何回もリロールしたりして、思い通りにキャラクターを強化できます。
そのため、Vampire Survivors系のゲームが好きだという人はもちろん、このタイプのゲームをまだプレイしたことがない人や、「運要素が強すぎてVampire Survivorsは少し肌に合わなかった」という人にも是非プレイして欲しいゲームだと感じました。
「Brotato」はPC版がSteamで配信されていて、価格は税込520円です。
Steam:Brotato
https://store.steampowered.com/app/1942280/Brotato/
ハピタス
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