アサヒグループ食品は、「クリーム玄米ブランシリーズ」を一時販売休止及び販売終了すると、2023年3月15日に発表した。リリースによると、原料に使用している卵が鳥インフルエンザの感染拡大により不足していることが原因。

深刻な鶏卵不足は、家計やレストランだけでなく、加工食品にまで――。

3種類が販売休止、3種類が販売終了に

現在、公式サイトに掲載されている同シリーズ商品は、計11種類。うち販売休止対象の商品は、「メープル」、「クリームチーズ」、「80kcal バニラミルク」の3種類。在庫がなくなり次第、一時販売休止で、3月中旬を予定。再開時期は「現時点で未定」としている。

販売終了対象は、「リッチブレンド アーモンドキャラメル」、「リッチブレンド ハニーチーズ」、そしてサイトには掲載のない「苺チーズタルトカカオ仕立て」の3種類。いずれも在庫がなくなり次第販売終了だが、時期としてはリッチブレンドの2製品は3月下旬予定、「苺チーズタルトカカオ仕立て」は3月中旬予定としている。

リリースでは、「原料調達に努力をして参りましたが従来の生産数を維持することが困難」となったと鶏卵不足の深刻さを伝えている。

鳥インフルエンザの感染拡大は、鶏卵不足として大手ファミリーレストランチェーンや「人形焼」や「白い恋人」といった各地の土産物だけでなく、動物園での一時休園にまで大きく影響を及ぼしている。また、J-CASTトレンドは2023年3月21日付記事で一部スーパーでは卵の購入制限が出ていると報じた。