世の中には、おもしろい公衆電話がたくさんある。

たとえばJR静岡駅には「組み立て前のプラモデル」のようなデザインのものがあり、注目を集めた。

他にも、電話ボックスの上に文鳥のオブジェが乗っていたり、壁面に巨大なセミのオブジェがへばりついていたりするようなタイプのものもある。

そんなユニークで奇抜な公衆電話や電話ボックスをいろいろと取り上げてきたJタウンネットが今回ご紹介するのは、「本来人間が使うものである」という常識が覆されてしまいそうな公衆電話だ。

こちらは、2023年3月19日、ツイッターユーザーの百島 純さん(@momoshima_jun)が投稿した写真。

黒い電話の受話器には、大きく「犬用」と書かれたテープが貼られている。

......犬用!?

「『エサもらえますかね?』って電話するのかも」

一体どんな犬が、どのように使っているというのだろう。そもそも、なぜ犬専用のものがあるのか。人間と一緒ではダメなのだろうか。ツッコミどころが多すぎる光景に対し、ツイッターでも

「犬用、、、? どうやれと?」
「『もしもし。犬ですけどもエサもらえますかね?』って電話するのかも(笑)」
「亡くなってしまったワンちゃんとお話ができる天国とつながる電話機なのでは...?って勝手に妄想膨らませてた」

と様々な反応が寄せられている。

Jタウンネット記者が20日、投稿者の百島さんに話を聞いたところによると、この公衆電話は18日、奈良県内を歩いていた際に発見したものだそう。

場所は「元々たばこ屋だったと想像できる民家」だったとのことで、百島さんは目撃したときの感想を

「全く意味が分からなくて混乱しました」

とコメントする。

いったい、どんな犬が、なんのために使うのか。そしていったい、どこへ繋がっているのだろうか......。もし使ったことがあるという人間の方がいればぜひ、教えていただきたい。