有限会社篠原紙工は、2023年4月下旬に「篠原紙工ボール紙見本帳」を発売する。本の表紙や箱の芯材に使用されるボール紙の見本帳。価格は22,000円(税込)で、同社によるSTORESサイトで販売される。有限会社篠原紙工は、製本/紙加工/デザイン/印刷物の制作/新商品の企画から開発までを手掛ける企業。1974年に東京都墨田区で製本業として創業し、1980年に有限会社篠原紙工が設立された。今回の「篠原紙工ボール紙見本帳」は、地券紙やチップボールや黄ボールなど、製本に使われる芯材の代表銘柄の全斤量を1つの見本帳にまとめたもの。随所に創意を凝らした加工が施され、“素材選び”を楽しめるように作り上げられている。本文3冊組みで、特製カバー入りの仕様。編集はT&M Projects、デザインはYUTA Design Studioが担当した。本来は印刷を想定していない紙であるため、印刷用紙として使用する場合には注意が必要。また、ボール紙は古紙を主原料としているため、生産ロットによっては色や表面にバラつきが生じる。サイズは146(幅)×92(高さ)×135(奥行)mmで、収録紙はN地券紙/NSボール/NPCC/更黄板/特光黄板(各種全斤量)。加工技術は、スケルトン製本、ミーリング加工、天金加工、レーザーカット加工、ペーパーヒンジ加工、グルーステンシルが使用されている。
有限会社篠原紙工
価格:22,000円(税込)
URL:https://www.s-shiko.co.jp/
2023/03/23