―[結婚につながる恋のはじめ方]―

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。
◆なぜ「話が盛り上がらない」と不満を持たれるのか?

 男性から見ると、女性って「井戸端会議など目的のない会話をずっとよく続けられるなあ」と感じたり、「毎日会ってるのによく何時間も喋ることがあるなあ」と感じたりしませんか?

 婚活業界でも男性よりも女性のほうが平均的なコミュニケーション能力が高く、「話が盛り上がらない」という不満を持つのは女性に多い傾向にあります。

 これは女性がその生命を守るために本能的に「会話」を重要視にしてきたからだと言われていて、実際に女性のほうがより多くの言葉を日常的に口にしているという研究結果もあるとのこと。

◆男女間で問題になりやすいコミュニケーション

 つまり、コミュニケーション能力は女性のほうが一般的に高いのは自然なことです。

 しかし、男性のほうがコミュニケーションが苦手なのは当然なのに、婚活ではコミュニケーション能力を求められる……男性にとって辛いことでしょう。

 今回はコミュニケーション能力に自信がなく、何を話したらいいか悩んでしまう男性に伝えたい「誰でも会話が弾む方法」をお伝えします。

◆口ベタすぎて女性との関係性が築けない33歳男性

 ご相談に来たトウマさん(仮名・33歳)は男子校育ちで女性との会話は苦手。顔は醤油顔で、「イケメン!」とはいかないものの、爽やかで素敵な印象。

 ただ、私と話すときも質問に対し、答えはひと言かふた言で、聞かれたことには答えられるけどそこからどうしたらいいのかな……と考える様子がわかるくらい女性と話すのが苦手という男性でした。

 よくいえば、寡黙でシャイといえますが、婚活女性と出会う際にこの寡黙さのレベルは関係を深めるのにネックになると感じるほど。いつも一度目でフラれてしまうというトウマさんのお相手からのお断り理由は、ほぼ「話が盛り上がらなかった」だったそうです。

◆話題が見つからない人が意識するべきこと

 女性とどんな話をしたらいいかわからない。いつも話題に悩むというトウマさんに、合言葉を授けることにしました。

 合言葉は【シタシキオナカニ】です。

【シ】仕事
【タ】食べ物
【シ】趣味
【キ】気候
【オ】オシャレ
【ナ】仲間(友人)
【カ】家族
【ニ】ニュース

 これを頭に入れ、会話をするように練習をしました。特に女性が話して楽しいのは食べ物の話やオシャレの話。そして、深くなるには友人の話や家族の話はとても効果的です。

◆苦手意識があっても会話が自然とスムーズに

 一度目の出会いでは自分自身も笑顔で楽しいと思えるのがベストなので、自分がしやすい会話でOKとし、私と話をする練習を何度かしてから初デートに挑みました。

 トウマさんは最初こそなかなか心から楽しいとは思えずに緊張をしたようですが、今は話題に悩むこともなくなり、楽しく話をすることができるようになっていたのです。

 女性との会話がスムーズに感じる男性も実は無意識のうちに【シタシキオナカニ】に頼っていたりします。

 こうした話題が自然と広がるような言葉が口グセとなれば、どれだけコミュニケーションが苦手な男性であっても心配いりません。おのずと会話はスムーズな進むはずです。

◆「楽しい」という気持ちを体で表現する

 同時に会話を意識するのと同時に、楽しいということを体全体で表現することもアドバイスしました。

 感情というのは伝染するといわれています。そのため、笑顔で話を聞いていたり、大きなリアクションで楽しそうにしていたりする人を目の前にすると、その感情が写って「楽しい」と感じるそう。

 コミュニケーションが苦手な人は緊張をしてしまったり、目線を合わせずに話をしてしまうため、楽しそうに見えなかったりその緊張が写ってしまうわけです。

◆最初の会話がスムーズに始まれば次に進める

 今まで一度でフラれてしまうことが多かったトウマさんですが、現在は2か月関係を続けてお相手からその誠実さなどが素敵だと好意を持ってもらえるまでに成長。

 一度目の会話がスムーズにいけば、その後の関係作りをスタートするチャンスが生まれます。

 ぜひ会話に悩んでしまうという方は「シタシキオナカニ」を合言葉にしてみてください!

 会話がスムーズに進むようになれば、おのずと次のステップに進むことができます。そうすれば、きっと結婚につながる素敵な出会いが訪れますよ。

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「1年以内に結婚する成婚必勝マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_)