マンチェスター・Cがイングランド代表MFジュード・ベリンガム(ドルトムント/ドイツ)の獲得に自信をのぞかせているようだ。22日、大手スポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。

 現在19歳のベリンガムは2020年夏にバーミンガムからドルトムントに加入した。程なくして中盤の主軸に定着すると、加入後2シーズン連続で公式戦40試合以上に出場。在籍3年目となった今シーズンもここまで公式戦34試合に出場し10ゴール6アシストをマークするなど、ブンデスリーガで首位につけるチームの中心選手として活躍している。

 同選手をめぐっては、かねてから複数のメガクラブからの関心が明らかになっており、今シーズン終了後にステップアップの移籍を果たす可能性が高いとも伝えられている。戦力の若返りを図っているレアル・マドリードや中盤再編を目論むリヴァプールを筆頭に、マンチェスター・C、マンチェスター・U、チェルシー、ニューカッスルなどがベリンガムの動向を注視。その去就には大きな注目が集まっている。

 来る夏の移籍市場での争奪戦が予想されているベリンガム。報道によると、仮に同選手が今年の夏にドルトムントを離れる場合、移籍先として最も可能性が高いのはマンチェスター・Cとレアル・マドリードの2クラブだという。そのほかのクラブも依然としてベリンガムの獲得を狙っているものの、資金力で勝る2クラブが争奪戦を優位に進める可能性が高いようだ。なお、すでにマンチェスター・Cは同選手の獲得への自信を深めているという。

 また、仮にマンチェスター・Cがベリンガムの獲得に成功した場合、中盤の既存戦力の放出に踏み切る可能性が高いと『ESPN』は指摘。現行契約が今年の夏までとなっているドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンに加え、ポルトガル代表MFベルナルド・シルヴァにも退団の可能性があると伝えている。

 また、現所属クラブであるドルトムントも、2025年夏までとなっているベリンガムとの契約の延長に向けて動いている模様。同選手をめぐっては、今後も複数のクラブが様々な動きを見せることとなりそうだ。