有楽町の駅前で、WBC優勝を報じる「号外」を奪い合う人々

「割り込むなこの野郎」「こっちもちょうだい!」「よこせ!」

 3月22日、WBC決勝戦で、3対2で米国を下し、14年ぶりに世界一の座を奪還した侍JAPAN。“シャンパンファイト” で選手たちが喜びを分かち合うなか、日本では醜い別の “激闘” が起きていた……。

「有楽町駅前の広場で、WBC優勝を報じる各紙の号外を配っていたのですが、この号外を奪い合うケンカが起きていました。とくにカラーの日刊スポーツは人気でしたよ。なんとか1部ゲットできました」(通行人)

 この号外の行き先はどこかといえば、“転売サイト” だ。すでにフリマアプリの「メルカリ」では、高いもので1部4000円で出品されているものがあり、2000円で出品された号外はすでに何部か落札されている。

 勝者と敗者がお互いを讃え合う、爽やかな “野球愛” でも盛り上がった今大会。なんとも後味の悪い結末だ。