20日、帯広競馬場で行われた第55回ばんえい記念(4歳上・重賞・ダ200m・1着賞金1000万円)は、第2障害を2番手で下った阿部武臣騎手騎乗の1番人気メムロボブサップ(牡7、ばんえい・坂本東一厩舎、積載重量1000kg)が、逃げる2番人気アオノブラック(牡7、ばんえい・金田勇厩舎、積載重量1000kg)を最後の直線コースで交わし、これに0.4秒差をつけ優勝した。勝ちタイムは3分34秒4(馬場水分1.3%)。

 さらに10.3秒差の3着に4番人気メジロゴーリキ(牡9、ばんえい・松井浩文厩舎、積載重量1000kg)が入った。3番人気コマサンブラック(牡7、ばんえい・金田勇厩舎、積載重量1000kg)は5着に終わった。なお、5番人気アアモンドグンシン(セ8、ばんえい・小林長吉厩舎、積載重量1000kg)と10番人気コウテイ(牡6、ばんえい・槻舘重人厩舎、積載重量1000kg)は競走中止。完走は8頭だった。

 メムロボブサップはこれが13度目の重賞勝利。同レースは昨年2着に敗れていたが、見事雪辱を果たした。