三好不動産が運営するTOKYO<β>は2月9日、“漫画の日”である同日、デジタルコミック「WEBTOON」を制作するクリエイター育成プロジェクトを開始し、東京都豊島区内に「TOKYO<β>MANGA-SO」(マンガ荘)を完成させたと発表した。

TOKYO<β>MANGA-SO(マンガ荘)

同プロジェクトでは、WEBTOONをはじめとするデジタルコミック業界大手のナンバーナインと組み、漫画制作に必要なノウハウや機材、デビューに向けて支援する環境を提供する。

TOKYOは、豊島区内の所有物件を1棟まるごとWEBTOON制作に適したマンガ荘にリフォームし、入居者には家賃だけでなく、水道光熱費、インターネット費用を1年間無料で提供する。

長時間の制作でも疲れない椅子や作業しやすい机など、家具家電付きで、1人1台ワコムの液晶ペンタブレットを用意する。個室は全部で8部屋、共有スペースは2部屋。

場所は、東京メトロ有楽町線・副都心線「要町駅」から徒歩約8分で、池袋駅まで徒歩移動も可能。当該物件は通常月約7万円の家賃がかかるため、水道光熱費や通信費、初期費用など、通常同物件への入居にかかる費用の年間約100万円の生活費が節約できるとしている。

プロデビュー後、入居したクリエイターは発生した印税の5%を入居日から2年間還元する「出世払い」を行う(還元総額の最大は50万円)。なお、プロデビューがかなわなかった場合でも、無料で提供した家賃や水道光熱費は支払う必要はないという。

マンガ荘への入居希望者は、こちらのフォームから申し込む。なお、応募者多数の場合は抽選となる。また、1月26日から公式Twitter(@StudioNo9)でもプロジェクトの参加者を募集している。詳細の入居条件は、TOKYO公式サイトを参照のこと。