200系ハイエースの最新「6型」にも対応するクラシックマスク

 FLEX(フレックス)は、2023年2月3日から6日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)でおこなわれた「ジャパンキャンピングカーショー2023(JCS2023)」で、トヨタ「ハイエース」(200系)をレトロなフロントマスクに変える「Re Classic(アールイークラシック)」を初公開しました。
 
 丸目2灯ライトのクラシックスタイルが特徴で、展示車はウッド内装のオシャレなキャンピングカーに仕立てられていました。

レトロな丸目2灯が「オシャ!」 黒マスクの新マスクキット「Re Classic」を装着したトヨタ「ハイエース」

 FLEXは、同社オリジナルのカスタムカーとして「RENOCA(リノカ)」をラインナップし人気を集めています。

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 ハイエースをはじめ、タウンエース、プロボックスなどの商用車、SUVのランドクルーザー、ランドクルーザープラドなどの中古車をベースに、クラシカルなスタイルに変身させるものです。

 今回、JCS2023に同社のオリジナルキャンパー「MOBY DICK(モビーディック)」全ラインナップを出展するとともに、ハイエースのフロントフェイスをカスタマイズするRe Classicを初公開しました。

 TOYOTAロゴ入りのマットブラックグリルや、丸目2灯ヘッドライトなどで、ハイエースのフロント部分をクラシカルな印象に変えるキットです。

 FLEXの担当者は次のように話します。

「現行型ハイエース200系のうち、通称「6型」(2020年4月発表の一部改良モデル)から変更された先進運転支援機能『Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)』用ミリ波レーダーの装着位置にも対応します。

 丸目ライトはユーザーからの要望も多く、反響も上々です」

 なおこれまでのRENOCAハイエース(ハイエース COAST LINES)では、角目ライト仕様、丸目ライト仕様共に6型以降に対応しておらず、今回が初とのことです。

 また展示車は、ウッドインテリアに統一された車中泊仕様の「Wood Village(ウッドビレッジ)」となっていました。

 こちらも今回のJCS2023で初披露となった仕様です。

 Wood Villageは、天然のヒノキを用いたウッドトリムのほか、ツイード生地のオリジナル内装、専用セカンドシート、キッチンカウンター、ステンレスシンク、給排水タンク、サイドテーブル、LED室内照明、サブバッテリーシステムなどを標準装備します。

 室内はセカンドシートのアレンジにより、リビングモードやスリープモードなどへ変化できるもので、乗車定員は6名、就寝定員は3名(大人2名、子ども2名)となります。

 前出の担当者は、Wood Villageの特徴について「標準ボディ・標準ルーフのミニマムなボディの中に、必要最小限の機能を織り込んだシンプルな仕様です」と説明しています。

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 ハイエースRe Classicは、標準ボディ用フルキットで17万6000円(消費税込み、以下同)、ワイドボディ用フルキットで20万9000円です(価格は工賃含まず)。

 またWood Villageの価格は、標準ボディ・標準ルーフ「DX」グレードベースの新車コンプリートカー(8ナンバー仕様)が420万2000円(ガソリン・2WD)。標準ボディのみの設定で、持ち込み架装の場合は一式で198万円となります。

 ハイエースRe Classic、Wood Villageともに、発売は2023年3月1日からの予定です。