ウイン軍団に勢いあり! 東京新聞杯をウインカーネリアンで制した(株)ウインの所有馬が、2週連続の重賞制覇を目指し、京都記念(4歳上、GII、阪神芝2200m)にウインマイティー(牝6、栗東・五十嵐忠男厩舎)、共同通信杯(3歳、GIII、東京芝1800m)にウインオーディン(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)を送り込む。

 とりわけ好調なのは6歳馬だ。昨年末の香港G1香港ヴァーズでウインマリリンが大金星を挙げれば、ウイングレイテストがニューイヤーSでオープン初勝利。先週の東京新聞杯ではウインカーネリアンが鮮やかに逃げ切り、春の大舞台に弾みをつけた。ならば、同じく6歳のウインマイティーも期待できる。前走の有馬記念は強豪相手に大健闘の6着。今回人気のエフフォーリアとは僅かに1馬身半差だったので、ここも好勝負可能だ。

 一方、ウインオーディンは休み明けがカギだが、新潟2歳Sで2着の実力馬。いずれも新潟が舞台だったとはいえ、過去3戦の上がり3Fは32秒5~33秒2。今の東京で求められる速い上がりを使えるのは頼もしい。

 ウイン軍団は昨年以降のJRA重賞で[4-5-4-18]の勝率13%、複勝率42%。1番人気に支持された馬は僅か2頭だが、人気薄の頑張りもあって優秀な成績を残している。伏兵扱いとなりそうな今週末の2重賞でも、決して目が離せない。