入社してもすぐに辞めたくなる会社がある。特に人間関係など業務とは直接関係のない悩みの場合、早々と退職を決意することも。神奈川県の50代女性(その他/フリーランス/年収100万円未満)は、

「私に業務を教えたのは、派遣社員Aさんでした。業務概要だけしか教えず、社内特有ルールやシステム等詳細はほとんど教えなかった」

と振り返る。(文:コティマム)

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管理職は「いわれのない能力不足で私を叱責」

女性は海外メーカーの日本法人に専門職の経験者として正社員で入社したが、3か月半で退職することとなった。

「化学物質の輸入販売」を行う部署に配属され、医薬品や化粧品、農薬の原材料などを含む「化学物質の管理・法規制の対応」などを任されたが、前述の通りAさんから社内ルール等を聞いていなかった。そんな中、

「フルリモートであったため、すぐに質問や確認することが出来ない状況で業務をしていると、社内ルールに沿ってない時等は、他の人へも配信されるメールでAさんからダメ出しされた」

と教わっていないルールで叱責されたうえ、晒しものにされてしまったのだ。「業務を牛耳っていた」のは派遣社員のAさんで、管理職すらAさんの機嫌を伺っていたと振り返る。

「機嫌を損ねて業務停滞を恐れた管理職は、Aさんへの指導を全くせずに、いわれのない能力不足で私を叱責(パワハラ)した。その上、試用期間の延長(本採用の見送り)や退職勧奨を受けた」

女性は、

「正社員より派遣社員が優遇されている部署である」「今後良くなる見込みがない」

ことを確信し、退職を決意。会社側の姿勢を「入社条件には年俸を上乗せしてまで、積極的に勧誘したにもかかわらず、正社員を使い捨てにした点に不満あり」と批判していた。