ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫の獲得レースは、アーセナルがリードしているようだ。英紙『ザ・サン』や『フットボール・ロンドン』が伝えている。

 カタールW杯で世界的な知名度を上げた三笘は、プレミアリーグ再開後に大ブレイク。年末のプレミア第18節アーセナル戦でゴールを奪うと、続く23年初戦の第19節エバートン戦でもネットを揺らす。さらにプレミア第21節レスター戦、FA杯4回戦リバプール戦、プレミア第22節ボーンマス戦で公式戦3試合連続ゴールを記録。得意のドリブルでチャンスメイクして得点機を演出するなど、眩い輝きを放っている。

 そして、好パフォーマンスを披露し続ける三笘の獲得に興味を示しているのがアーセナルだという。1年半前にはDFベン・ホワイトを5000万ポンド、そして今冬にはFWレアンドロ・トロサールを2700万ポンドでブライトンから獲得。強い関心を寄せていたMFモイセス・カイセドの獲得には失敗したものの、再びブライトンを急襲する計画を立てていると報じられている。

 三笘とブライトンの契約は25年6月まで。ロベルト・ゼ・デルビ監督は三笘を引き留めようとしており、『Caught Offside』によると、移籍専門記者ファブリツィオ・ロマーノ氏は日本代表MFの獲得には最低でも3500万ポンド(約55億円)を支払う必要があると予想している。

 21年8月に川崎Fからブライトンに加入した際に発生した移籍金は270万ポンド(約4億円)であり、その価値は約13倍にも跳ね上がっている。今後も活躍を続ければ、価値はさらに上がることになりそうだ。