2021年末に突如生産終了した「オデッセイ」が再び復活か!?

 2021年12月末に生産を終了したホンダの高級ミニバン「オデッセイ」が、2023年中に日本で復活するとの報道が一部新聞などであがりました。
 
 中国では今も生産を続けるオデッセイをベースとし、右ハンドル化した日本仕様車を輸入するといいます。

強敵「アルファード」に対抗か!? 中国・広汽本田汽車で生産を続けるホンダの高級ミニバン 新型「オデッセイ」(中国仕様)

 2022年12月から2023年1月にかけ、複数の新聞紙上でオデッセイの国内復活が報じられました。

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 オデッセイは、ホンダの3列シートミニバンラインナップの中でも、「フリード」「ステップワゴン」の上位ポジションに位置する高級モデル。

 1994年の初代モデルから25年以上の歴史を持つ老舗のブランドです。

 2013年に登場し、2021年12月末に生産を終了した「現行型」(5代目)は、2020年11月には内外装のデザインを改める大規模なマイナーチェンジを実施し、リフレッシュされています。

 装備面でも、7インチフル液晶メーターパネルや10.1インチの大型センターディスプレイ、ジェスチャーコントロール・パワースライドドアなどが新たに搭載されました。

 オデッセイは、マイナーチェンジ直後となる2021年の1年間には2万1148台(月平均:約1800台弱)を販売。安定した人気を集めていただけに、わずか1年で突然の生産終了を迎えたことに対し、多くのホンダファンが驚きました。

 一方中国ではまだ5代目オデッセイを、現地合弁会社「広汽本田汽車」(広東省広州市)で生産継続しています。

 さらに、オデッセイの上級仕様である「エリシオン」もあり、こちらは合弁会社「東風本田汽車」(湖北省武漢市)で生産されていて、現地での高級ミニバンの需要の高さを物語っています。

 ホンダの高級ミニバン再導入の報道では、新型モデルを中国の生産ラインで日本仕様(右ハンドルモデル)化し輸入すると、具体的な生産・導入方法についても言及しています。

 SNS上では早くも「待ち遠しい」「早期の復活に期待」といったホンダファンからの声が集まり、盛り上がりをみせているようです。

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 中国から日本へやってくるとされているホンダの新型高級ミニバンですが、広汽本田のオデッセイか、上級仕様である東風本田のエリシオンか、どちらかが輸入されると噂されています。

 ただし2023年2月上旬現在まで、ホンダからの公式発表はありません。いずれにせよ導入計画自体は極めて信ぴょう性が高い情報とみられています。

 なおライバルのトヨタ「アルファード」も、現行型は2015年のデビューで、こちらも長らくフルモデルチェンジの噂が絶えません。

 もし両モデルが2023年中の同時期に導入されるなら、日本の高級ミニバン市場も一気に活況化することになりそうです。