【ソウル聯合ニュース】159人が死亡した韓国ソウル・梨泰院の雑踏事故から100日となる5日、韓国の国会議員会館で追悼式が開かれた。

 追悼式は事故の真相解明などに取り組む国会の国政調査特別委員会が主催し、国会の研究団体である生命安全フォーラムが主管した。大規模事故の追悼式を国会レベルで開催するのは初めて。

 与党「国民の力」から鄭鎮碩(チョン・ジンソク)非常対策委員長ら約10人が、最大野党「共に民主党」から李在明(イ・ジェミョン)代表や朴洪根(パク・ホングン)院内代表ら約60人が出席した。

 金振杓(キム・ジンピョ)国会議長は式のあいさつで、今後二度と今回の事故のような大惨事が起こらないように制度的な問題を解決するために力を結集すると誓った。

 「国民の力」トップの鄭非常対策委員長は「遺族と共に未来を見て、政権与党としての責任を果たす」と述べたが、出席した遺族からは批判の声が上がった。

 「共に民主党」の李代表は「国は国民の生命に無限の責任を負わなければならないということを大統領、政府与党は肝に銘じるべきだ」と主張した。