松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜、NHK総合で夜8時〜ほか)の第5回(2月5日放送)から、松山ケンイチ演じる本多正信が登場する。

 江戸幕府初代征夷大将軍・徳川家康の生涯を、「コンフィデンスマンJP」シリーズや映画『レジェンド&バタフライ』(公開中)などの人気脚本家・古沢良太が描く本作。TBS金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」では霊媒体質の家系に生まれた刑事をコミカルに演じ、好評を博している松山だが、「どうする家康」では“家臣団の嫌われ者”というキャッチコピーのついたキャラクターにふんする。

 松山が演じるのは、松平元康(のちの徳川家康/松本潤)の家臣となる本多正信(ほんだ・まさのぶ)。大久保忠世(小手伸也)の紹介で登用されるが胡散臭く、無責任な進言をするイカサマ野郎。常識にとらわれない発想の持ち主で、悪知恵が働き、家康の小さな野心を刺激する……と、かなりのクセ者。

 第5回「瀬名奪還作戦」は、元康が今川氏真(溝端淳平)に捕らわれた妻・瀬名(有村架純)を取り戻そうとするエピソードで、この作戦に絡んでくるのが松山演じる正信。元康は家臣の反対を押し切って正信の“妙案”に望みを託し、正信は服部半蔵(山田孝之)ら伊賀忍者の服部一党を使って作戦を立てる。

 松山にとって大河ドラマの出演は2012年に主演を務めた「平清盛」以来2作目、11年ぶり。昨年12月18日にアップされたメッセージ動画では「ものすごく真面目ですばらしい男として描かれていますのでそういうところも楽しんでいただきたいなと思います」とアピールしていたが、果たして……。(編集部・石井百合子)