ワイヤーで足を縛って転倒させて落馬シーンを撮影し、その馬を死亡させた韓国ドラマ『太宗イ・バンウォン』(原題)の事件が検察に送致された。
騒動から丸1年が過ぎての検察への送致だ。
2月3日、ソウル永登浦警察署はドラマ制作陣3人を動物保護法違反の容疑で去る1月25日に検察に送致したと明らかにした。
批判殺到の撮影
警察によると、『太宗イ・バンウォン』のプロデューサーなど制作陣3人は2021年11月、落馬シーンの撮影のために馬の前足をワイヤーで縛り、馬を走らせて転倒させ、その後も治療をせずに放置した疑い(動物保護法違反)を受けている。
撮影に使われた馬は5日後に死亡した。
そのシーンは2022年1月1日に放送された『太宗イ・バンウォン』の第7話に登場した。
その後、動物愛護団体である「動物自由連帯」側は撮影当時の現場映像を公開し、「多くの人々が懸念したように馬を倒すシーンを撮影する際、馬の足にワイヤーを結んで強制的に倒した事実を確認した」とし、『太宗イ・バンウォン』の該当シーンを強く批判した。
議論が大きくなるとドラマ制作陣は非難の的に。すぐに謝罪したが議論は収まらず、ドラマの放送も中断された。のちに放送を再開している。
しかし、とある動物保護団体が故意の虐待としてドラマ制作陣を動物保護法違反で告発し、今回、検察へと送致されることが決まった。
外部リンクスポーツソウル日本版