元北海道コンサドーレ札幌のFWで、ジュビロ磐田でもプレーしたジェイ・ボスロイド氏が、英国メディア『The Sporting News』に、ブライトンで躍動する三笘薫についてのコラムを寄稿している。
「先週末の FA カップのリバプール戦での決勝点は傑作だったが、そのような技術的な輝きは驚くべきことではない」と語った元ストライカーは、こう続けている。
「私がJリーグにいた頃からカオルのことを絶賛してきた。2020年シーズンでは、川崎フロンターレで傑出した選手であり、J1と天皇杯の2冠を達成した。おそらく日本サッカー史上最高のチームのひとつだった」
「ワールドカップ以降、7試合で4ゴールを記録している彼の今の姿は、川崎でのプレーを思い起こさせる。物事は簡単に見える。彼は過去のプレーヤーをゴースティングしており、頭が良い」と賞賛したジェイは、日本代表での起用法に苦言を呈している。
「だからこそ、彼がカタールで十分にプレーしなかったのにはとても失望した。森保一監督をあまり責めたくはないし、監督は自分の考えを持っているだろうが、日本人のメンタリティがどのようなものかは知っている。自分をどこかに導いてくれた選手への信頼が厚い。ただ、あと何回ワールドカップに出場できるの? 最高の選手、最高の状態にある選手を選ぶ必要がある」
日本を良く知るジェイは「ダイチ・カマダ(鎌田大地)はプレーするべきじゃなかった。彼は良いプレーをしたからではなく、(大会前の)評判が良かったから起用された。タクマ・アサノ(浅野拓磨)はプレーするたびに違いを生んでいたので、先発させるべきだった」と主張している。
日本に小さくない思い入れがあるだけに、歯痒さがあったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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