合同会社ハルカフーズ(TDB企業コード:366014166、資本金100万円、登記面=東京都渋谷区代々木2-1-1、代表小野康治氏)は、2月1日に事業を停止し、事後処理を新井哲男弁護士(東京都千代田区丸の内2-2-1、法律事務所ジェイ、電話03-5224-5580)ほか1名に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、2014年(平成26年)10月に設立された飲食店経営業者。羊料理専門店「Bistro ひつじや」などの屋号で、羊料理やエスニック料理を提供していた。個人営業の時代から30年以上の業歴を有し、羊料理と世界各国のワインを楽しめる店として、都内では相応の知名度を有していた。

 しかし、近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、大幅に業容が縮小。関係法人への事業譲渡を計画するなど立て直しを図っていたが、昨年以降は円安や物価高の影響で採算が急速に悪化。事業継続を断念し、全店舗を閉鎖して今回の事態となった。

 なお、関係法人の特定非営利活動法人WHEAT(TDB企業コード:058023654、同所、代表理事小野康治氏)も同様の事態となっている。

 負債は、合同会社ハルカフーズが債権者約70名に対し約5000万円、特定非営利活動法人WHEATが債権者約13名に対し約3500万円。