映画『ハリー・ポッター』シリーズで、人気キャラクターであるロン・ウィーズリーを演じたルパート・グリント(34歳)。11歳頃から同役を演じはじめた彼は、シリーズと共に成長する姿をファンたちに見せてきてくれました。

そんなルパートが、同シリーズの終盤には役柄と現実世界の自分との境界線が曖昧になっていたことを告白。

共通点の多さから同一人物化していき…

Bustle>のインタビューに応えたルパートは、11歳から22歳という多感な時期に撮影やプロモーション活動などでロンを演じつづけたことはもちろん、キャラクターと現実世界の自分との共通点が多かったことも影響していると明かしています。

ルパートもロンも「赤毛」を持ち、アルファベット「R」から始まる名前であること、そして「兄弟が多い(ルパートは5人兄弟、ロンは7人兄弟)」ことから性格においても似た部分があったんだそう。

「(兄弟が多いので)家族の中で注目してもらえない、自分の影が薄いと感じていたことがありましたね。そういった共通点から、作品では役と自分が合体してしまったんです。シリーズ終盤には、もはや自分自身を演じているようでした。ロンと僕自身の間にあった境界線が曖昧になっていったんです」
「いまだに、ロンと呼ばれれば返事しますよ。僕の第二の名前ですから」

また、同インタビューで「子役の宿命」と戦ってきたことも明かしているルパート。

「世間からは、僕たちが道を踏み外すことを期待されていると感じていました。子役のステレオタイプをそのまま生きるべきかのように。その“期待”と僕は常に戦ってきました」

共演者同士、今でも仲の良い関係が続いている『ハリポタ』俳優たち。ルパートも、「シリーズのメンバー同士でしか分かり合えない特別な経験をしたので、彼らと会えるときは嬉しいです」と、語っています。