渋谷といえば、“若者の街”をイメージする方が、大多数だろう。
だが、大人が愛する名酒場が、渋谷に存在することをご存知だろうか?
50年以上の歴史を誇り2018年に惜しまれつつ閉店した渋谷の名店が、ついに復活したのだ!
今回は使い勝手が良く、大人が気楽に楽しめる一軒を紹介する。
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

渋谷駅から歩いて約4分。さくら坂の途中に見える看板が目印。カウンターやテーブルの他に、外飲みのスペースもあり、連日賑わいを見せている
この看板を目にしてフラリと吸い込まれていく人が絶えない
待ち合わせでも、2軒目使いでも、フラリと立ち寄れるお店を知っておくのは大人の嗜み。
まさに、おあつらえむきな一軒、『立呑 富士屋本店』が誕生した。
その名が示すとおり、かつて渋谷の名酒場として名を馳せた同店のリバイバル。
立ち飲みスタイルはもちろん、おなじみの宝焼酎や名物の「ハムキャ別」なども健在。
かつての名物メニューとの再会も叶う!

キャベツの千切りの上にたっぷりショルダーハムがのる「ハムキャ別」(400円)は、今も圧倒的人気を誇る。マヨネーズをかけて。

「なすみそ」(300円)は名古屋風の甘辛い味噌の味付けが抜群で、まさにビールのお供。「赤星」(490円)でぜひ。
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当時のイズムは継承しつつ、スマホオーダーやワインをそろえるなど各所をアップデート。
メニューは70種類を超え、新たに加わった「鰯海苔巻き」や「焼売」などが早くも人気だ。
外から見ると少々手狭に見えるが、奥に別のカウンターとテーブル席があり、キャパは60名超え。今、渋谷で最もホットな一軒といえる。
早くも人気爆発中の新メニュー!

「鰯海苔巻き」(850円)は新鮮なイワシと紅生姜、茗荷などの薬味が合う。

「自家製レモンサワーのもと」(250円)は、「炭酸」(150円)と合わせてお好みの濃さで飲みたい。

カウンターはおひとり様や2名のゲストが多い。
奥にあるテーブル席であれば、4名程度の利用ができるので、グループで訪れても安心。
閉店した『富士屋本店』は文化遺産的存在だった

30mはある厨房を囲むカウンターに酒飲みがひしめく。
50年以上このスタイルを守り、2018年の閉店時には大行列ができた。
■店舗概要
住所:渋谷区桜丘町16-10
TEL:03-6455-2473
営業時間:【月〜金】17:00〜(L.O.21:30)
【土】16:00〜(L.O.21:30)
定休日:日曜、祝日
席数:65席
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渋谷の歴史を感じる一軒で、友達と気楽に一杯傾けてみてはいかがだろうか。
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