バレンシアは30日、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督(45)を解任したことを発表した。

スイスのシオンで監督キャリアをスタートさせ、パレルモやピサを経て、ミランやナポリといったセリエAの強豪を指揮したガットゥーゾ監督は、昨季限りで解任となっていたホセ・ボルダラス前監督の後任として、昨年6月に就任。

その新体制では、リーグ開幕5試合で3敗とスタートダッシュに失敗すると、ラ・リーガ前半戦を終えた時点で自動降格圏の18位カディスと1pt差の14位と低迷。また、直近の3試合ではカディス、アルメリア、バジャドリーと残留を争うクラブを相手に1分け2敗と未勝利に終わっていた。

バレンシアは解任したガットゥーゾ監督に対して「クラブはこの数ヶ月間トップチームの指揮を執った同監督の献身的な努力に感謝するとともに、同監督の今後の活躍を祈っている」と、感謝の声明を発表している。

なお、後任決定まではチームマネージャーのサルバドール・ゴンサレス氏が暫定監督を務めるとのことだ。