1月19日、国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)と夫の清志氏(43)の自宅、そして清志氏が代表を務める投資会社「トライベイキャピタル(以下、T社)」に、東京地検特捜部が家宅捜索に入った。

「T社は都内の投資会社に、将来的にも稼働する見込みのない太陽光発電事業へ10億円を出資させたとして、刑事告訴されました。さらに清志氏は、この10億円を流用した業務上横領の疑いを持たれています」(社会部記者)

 瑠麗氏は20日、自身のシンクタンク「山猫総合研究所」のHP上で、T社の経営には関与していない、と弁明している。T社の元関係者が語る。

「両社は電話番号は別ですが、応対するのは同じ女性ですし、瑠麗さんと清志さんは、互いの会社の株式を持ち合っています。ただ、清志さんの容疑が事実だとしても、瑠麗さんは本当によく知らなかったと思いますよ」

 というのも、世間でのイメージに反して、瑠麗氏は清志氏の言い分を疑いもせず、隷従してきたというからだ。二人の東大時代の知人が話す。

「一学年上で外務省に入省した清志さんが、在学中の瑠麗さんにプロポーズしました。キャンパス内で手を繋いだりするなど、目立つカップルでした。瑠麗さんのほうが、清志さんに夢中でしたね」

 前出の関係者もこう語る。

「瑠麗さんは、いつも清志さんの言うことを鵜呑みにしているんです。旧統一教会問題で瑠麗さんは、高額献金についてYouTubeチャンネル『日経テレ東大学』で『競馬でスッたのと同じ』と発言して批判を浴びました。これは、もともとは清志さんが言っていたことなんです。

 瑠麗さんの《メガソーラー発電所を建設する上でもっとも需要があるのがゴルフ場です》という主張(2019年3月30日のツイート)もそう。清志さんは一時期、東北地方を中心に、ゴルフ場経営会社に太陽光発電設備の設置を持ちかけていましたから」

 今回のトラブルを受けて、瑠麗氏は『めざまし8』(フジテレビ系)や、2016年以降は出ずっぱりだった『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)の出演を見合わせた。

「捜査が進展するまで、三浦さんを起用することはリスクでしかありません」(情報番組制作スタッフ)

 瑠麗氏が、SNSで披露していた“二拠点生活”の維持も危うい。三浦夫妻の知人のメディア幹部がこう明かした。

「昨年、家賃の高いタワーマンションの高層階に自宅を移しており、週末には軽井沢にある敷地面積1000坪の別荘に通う生活を送っています。

 ですが、清志氏の事業は手数料収入が年3億円はあるものの、稼働前の投資物件が多く、資金繰りは苦しいはず。瑠麗氏の番組出演料も、文化人枠なので高額ではありません。夫妻の優雅な私生活の資金源について、周囲の誰もが不思議に思っていました」

 セレブ生活の終焉とともに、瑠麗氏の野望も潰えようとしている。瑠麗氏との共演回数が多い漫画家の小林よしのり氏(69)がこう話す。

「わしには、日本国民が持つ潜在的な男尊女卑を打破するため、絶対に『愛子天皇』は実現しなきゃいけない、という使命がある。では、三浦氏の思想的な使命やテーマはなんだろうと、食事の際に『将来、どのようなことをやっていきたいんだ?』と聞きました。すると、返ってきたのが『司会をやりたい』と。要は、学者としてどうこうじゃなくて、『朝生』の田原総一朗氏のような立ち回りをテレビ番組でやりたいと言うんですよ。正直、『この程度だったのか』と思いました」

 その視線の先にあったのは、『朝生』2代目司会者だったのかーー。