再びバルセロナ、アトレティコ・マドリード間での移籍が実現するのか。今月FWメンフィス・デパイをアトレティコに売却したバルサが、現在チェルシーにローン移籍中のFWジョアン・フェリックスに興味を示しているようだ。
 
ここ数シーズン、FWルイス・スアレスやFWアントワーヌ・グリーズマンの移籍が成立するなど、それなりに良い関係を築いている様子のバルサとアトレティコ。ディエゴ・シメオネ監督との確執が噂されたJ・フェリックスをチェルシーへ、FWマテウス・クーニャをウォルバーハンプトンへローンで放出したアトレティコは、今季バルサでの公式戦出場数が4試合に留まっていたデパイを完全移籍で獲得した。
 
スペイン『SPORT』によると、今回のデパイの移籍に関する交渉の中でJ・フェリックスの名前も出ていたようで、バルサはアトレティコが今後彼をどうするつもりなのか、そのプランを知りたがっていたという。そして、彼の代理人であるジョルジュ・メンデス氏であれば、バルサ移籍を実現させるための条件を模索できるだろうと同メディアは指摘している。
 
MFガビのトップチーム登録を認めてもらえないほどの財政難に陥っているバルサが、大量の資金を要するJ・フェリックスの獲得を実現できるとはなかなか想像し難い。スペイン『SPORT』も簡単な交渉にはならないはずだと念押ししているが、選手の譲渡が条件に含まれる可能性もあると推測している。
 
あとはJ・フェリックス本人がどのような未来を望んでいるのかというところだが、シメオネ監督のいるアトレティコにこのまま素直に戻るということはないのではないか。ローン先のチェルシーで好パフォーマンスを見せれば、チェルシーも含めた多くのクラブが彼の獲得に目を向けると考えられるだけに、この半年でどういった活躍を見せられるかが彼のキャリアを大きく左右することになりそうだ。