妻は「生涯を共にするパートナー」として、本来夫に愛される存在ですね。それが隠れて不倫相手に愛を語っていたとなると、夫を到底許すことはできないのではないでしょうか。今回は“不倫夫の「裏切りの誤爆LINE」”をご紹介します。

そんな夫は捨てて俺のところへおいでよ

「私たち再婚同士なんです。実は、数年前にW不倫の果てに結ばれて…この事実は気まずいので周りに秘密にしています。ある日、私がお風呂から出ると、隣にいる夫からなぜかLINEが入っていました。そこには『そんな夫は捨てて俺のところへおいでよ』という意味不明のメッセージが…。さらに同僚の既婚女性との2ショット写真も添付されており、夫の不倫を確信。何より腹が立ったのは、その口説き文句が私と不倫していた時と同じだったことです。『私と同じ言葉を他の女性にかけるなんて…! 』『不倫を会社にバラすわよ』と詰め寄ると、夫も観念して。今後はスマホにGPS機能をつけて、浮気を徹底的に防ぐことにしました」(理沙・仮名/35歳)

特別な言葉だと思っていただけに、それが夫の決めゼリフだったなんて考えただけでも腹が立ちますね。自分と不倫していた過去があるなら、夫は同じ感覚で浮気を繰り返す可能性も…。今回の場合、厳しい制約がちょうどいいでしょうが、理沙さんにとっては不倫された立場の気持ちがわかる、いい機会だったとも言えるかもしれません。まさに“自分のやったことは、自分に返ってくる”を絵に描いたようなエピソードですね。

君と共にする時間だけが僕の癒しだよ

「うちの夫はインドア派なんです。休日は、ゲームをする夫の隣で私は読書をしています。ある日、スマホを手にした夫が、慌てた様子を見せたので何事かと思ったら…。『君と共にする時間だけが僕の癒しだよ』と浮気相手に宛てたメッセージを私に誤送信したのです。どういうことかと問い詰めると、なんとオンラインゲームで親しくなった一度も会ったことのない女性へのLINEだと白状。私がそばにいるのに、ゲームを通じて他の女性にうつつを抜かしていたなんて…。何より、会ったこともない女性に負けたのかと思うとショックで…。今後はもちろんゲームは禁止にし、休日は私をデートに連れて行くことを約束させました」(加奈子・仮名/33歳)

夫に不審な様子がなかったので、妻も「浮気の心配はない」と安心していたようですね。でも、今回の夫の振る舞いは妻を裏切ったと言えるのではないでしょうか。抑止することも大事ですが、加奈子さんのように夫婦の時間を増やしてみると、結果的にゲームの時間が減るので良い案なのかもしれません。

妻と違って、君はLIKEじゃなくてLOVEだよ

「うちの夫はとても愛情表現が豊かです。いつも私に『好きだよ』と言ってくれるので、日々愛されていることを実感していました。最近、夫の残業が多く『会社に海外からの研修生が来ていて、日本語を少し教えている』と言うので、それは仕方ないと思っていたのですが…。その日も帰りが深夜になり、心配で夫にLINEを入れると『妻と違って、君はLIKEじゃなくてLOVEだよ』と意味の分からない返信があったのです。私を引き合いに出した内容に怒りを覚えて…。何も知らず帰宅した夫に『私には愛がないのね』と嫌味を言うと顔面蒼白に。今後は『愛しているよ』と毎日言うことを条件に、結婚生活を続けることにしました」(美保・仮名/32歳)

夫が陰で「不倫相手が一番」と言っていたとなると、妻として腹が立つのも当然ですね。普段から愛を語っていても、夫の気持ちが伴っていないのなら上辺だけの関係だったのかも…。美保さんの「『愛しているよ』と毎日言わせること」が正解かどうかはわかりませんが、何かしら夫が襟を正すような条件を出すのもひとつの手です。

以上、“不倫夫の「裏切りの誤爆LINE」”をご紹介しました。

永遠の愛を誓った夫が不倫をしたと知って、妻が怒り心頭するのも当然ですね。それでも、夫とやり直したいなら、それ相応のペナルティを課すといい薬になるかもしれません。今後を見据え、夫婦間でどんな改善点があるかよく考えてみましょう。

©MoMo Productions/Getty Images©Photo by Rafa Elias/Getty Images©erikreis/Getty Images©miracsaglam/Getty Images

文・菜花明芽