パトリック・ベバリーがカメラを持って審判に抗議

 米プロバスケットボール(NBA)は28日(日本時間29日)、レイカーズが敵地でセルティックスと対戦。八村塁も出場したこの試合で、誤審を巡って珍しいテクニカルファウルが生まれた。抗議したレイカーズ選手の動画が公開されると、米ファンから「見たことない」「笑ってしまった」などと反響が集まっている。

 誤審の証拠を持参した。105-105の同点で迎えた第4クォーター(Q)残り3秒で、決勝レイアップを狙ったレブロン・ジェームズ(レイカーズ)だったが、相手のテイタムに手を叩かれてボールをこぼした。しかしファウル判定はなく、試合はそのままオーバータイムに。納得いかないレブロンは怒りの仕草を見せていた。

 この直後、同僚のパトリック・ベバリーが猛抗議。コートにカメラを持ち出し、審判に画面を見せた。どうやら決定的瞬間を写した写真があったようだ。しかし判定は覆らず、ベバリーはテクニカルファウルを食らってしまった。すぐに審判の元を離れたが、カメラを指さすことはやめなかった。

 一連の映像を米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式ツイッターが公開。「爆笑」「過去最もばかばかしいテクニカルファウル」「伝説的なテクニカルファウル」「見たことない」「笑ってしまった」「最高のテクニカルファウル」などと米ファンから様々なコメントが書き込まれていた。

「ESPN」のNBA記者、デイブ・マクメナミン氏がツイッターで報じたところによると、主審のエリック・ルイス氏は「接触はあった」「審判団はミスを犯した」と誤審を認めたという。べバリーへのテクニカルファウルについては「侮辱ともとれる不適切な行動だったため」与えたという。この試合、八村は23分41秒の出場で6得点、4リバウンド、1アシストだった。

(THE ANSWER編集部)