パリ・サンジェルマン(PSG)のコスタリカ代表GKケイラー・ナバスが、ノッティンガム・フォレスト移籍に近づいているようだ。28日、フランスメディア『RMCスポーツ』が報じている。

 同メディアによると、ナバスは今季PSGで公式戦2試合のプレーに留まり、出場機会が減っている状況。そんな中、レギュラーのイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンが太ももを負傷し、一線級のGKを探すノッティンガム・フォレストが獲得に名乗りをあげたとのこと。出場機会を求めるナバスもこの移籍に同意し、クラブ間での交渉も進行中と伝えられている。

 なお、この取引はローン移籍になる可能性が高いとのこと。取引実現となれば、フォレストにとって今季27人目の補強選手となる見込みだ。また、PSGはナバスの放出で空いたセカンドGKを、元スペイン代表GKセルヒオ・リコを3番手から昇格させる形で埋める算段となっている。

 現在36歳のナバスは、2014年のブラジルW杯でブレイクを果たし、大会後にレアル・マドリードへと移籍。2015−16シーズンからのチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に貢献したが、2018年夏にベルギー代表GKティボー・クルトワが加入したことでベンチに追いやられ、2019年夏にPSGへと移った。だが、ここでも2021年夏にイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが加入し、ここでも正守護神から追われる形となっている。コスタリカ代表では2008年のデビュー以降、不動の正GKに君臨し、W杯本大会にも3大会連続で参戦。FIFAワールドカップカタール2022の日本代表戦では、無失点で勝利に貢献している。

 ナバスとプレミアリーグといえば、2015年夏にもスペイン代表GKダビド・デ・ヘアとのトレードでマンチェスター・U行き寸前という話もあった。そこから7年半の時を経て、今度こそナバスはプレミアリーグ上陸となるのだろうか。