アーセナルの日本代表DF冨安健洋にはまずまずの評価を得ている。

27日、FAカップ4回戦でアーセナルはアウェイでシティと対戦。プレミアリーグで優勝を争う2チームの今季初対戦となった。

冨安はこの試合に右サイドバックとして先発フル出場。開始5分には右足一閃。鋭いシュートが枠に飛ぶが、GKステファン・オルテガにセーブされる。

9分にはノルウェー代表FWアーリング・ハーランドのオーバーヘッドキックを冷静なカバーでブロック。守備ではイングランド代表FWジャック・グリーリッシュと対峙。危なげないプレーで抑えていく。

ゴールレスで進んだ中、64分にはフリアン・アルバレスがシュート。これがポストを叩くと、ボックス内でグリーリッシュが拾う。冨安もしっかりと対応し突破を止めたが、グリーリッシュはパスを選択。これをナタン・アケが流し込んで先制。1-0でシティが勝利した。

冨安はマンチェスター・ユナイテッド戦に続いて攻撃にも積極参加。失点後も際どいクロスを上げるなどしたが、チームは敗れていた。

イギリス『フットボール・ロンドン』は冨安に対して6点(10点満点)の評価。「ファーストプレーで珍しくゴールを決めかけたが、それ以外は概ね堅実だった」と攻撃面にも言及し守備を評価。「ゴールは彼のサイドから決められたが、それを止めるためにできることはほとんどできなかった」と、失点シーンは冨安のサイドからだったが、できることはなかったとした。

またイギリス『エクスプレス』は7点(10点満点)の評価。「アーセナルで初ゴールとなるはずのシュートは、惜しくも決まらなかった」とこちらもファーストシュートを評価。「ジャック・グリーリッシュの前に立ちはだかったが、全体的にはうまく対応した」と、守備面でも問題なくプレーしていたと評価した。

前節のユナイテッド戦ではイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードと対峙し高いパフォーマンス。今季は守備力を買われて左サイドバックでもプレーしたが、攻守にわたり力を発揮し始めている。