徳島ヴォルティスと浦和レッズで監督を務め、昨シーズン限りで後者の指揮官を退任したリカルド・ロドリゲスが、英衛星放送『SKY SPORTS』のインタビューで、自身の目ざすサッカーや日本時代について語っている。

 現在はイングランドで見識を深めているというスペイン人指揮官は、「英語を学ぶためだけでなく、イングランドのサッカーについてもっと学ぶためにここに来た。大好きだよ。アーセナル、フルアム、チャールトンの試合を観戦した。チャールトンとリーズの試合を見に行ったんだ。リーズサポーターと一緒に電車に乗っていて、雰囲気は最高だったね」と語っている。
 
 徳島で4年、浦和で2年を過ごした日本の代表チームは、カタール・ワールドカップで母国のスペインを破った。ただ、現在イングランドで躍動する三笘薫をスーパーサブとして起用した森保一監督の采配には疑問を感じていたようだ。

「なぜ彼がワールドカップでもっとプレーしなかったのか、私にはわからない。彼は非常に優れた選手であり、ゲームチェンジャーだ」

 そう述べたロドリゲスは「日本には優れたタレントがいる。優れたテクニックとメンタリティを備えた選手がいて、彼らは非常に規律がある。そして常に改善したいと考えているんだ」と続けている。

「優れたタレント」の中で特に突出している三笘に、もっと時間を与えるべきだった――。攻撃志向の強い戦術家はそう考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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