ペットとして飼っていた雄鶏が娘の顔に怪我をさせたことに腹を立てた母親は、その雄鶏をチキンナゲットにして食べてしまった。さらには調理の過程などをSNSでシェアしたところ大炎上、米ネットメディア『New York Post』などが伝えて拡散した。

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米ミシシッピ州に住むメーガン・シュミットさん(Magan Schmidt)は今月12日、Facebookに顔にひっかき傷がある娘の写真を添え、こんな投稿をした。

「ついに起きてしまった! 私たちが裏庭で飼っている意地悪で老いた雄鶏の“ヘイヘイ(HeiHei)”が幼い子供を攻撃したの! 傷があれだけですんでラッキーだったわ。だってあと1センチ強(0.5インチ)ほどで、娘は失明する可能性もあったのだから!」

こうして憎っくき雄鶏に復讐心を燃やしたメーガンさんはその後、「あの雄鶏は当然の報いを受けるの。子供がやられたら、ママは容赦しないのよ」「夕飯は“ヘイヘイ”ナゲットよ!」と続け、娘の傷、ぐったりとした雄鶏の姿、小さな塊の鶏を揚げている鍋の様子、娘が実際にチキンナゲットを食べている写真などを次々と投稿。するとFacebookは大炎上し、メーガンさんを非難する次のようなコメントが寄せられた。

「ついに起きたということは、これが最初ではないってことよね?」
「もし雄鶏に問題があったのなら、子供が怪我をする前にどうにかできなかったの?」
「雄鶏は身を守るために攻撃したのだと思う。それしか考えられないでしょう。」
「家畜として鶏を育てている人なら分かると思うけど、老鶏は美味しくないわよ。」
「子供が攻撃を受けたからといって、ペットを殺すというのはいかがなものか。子供は時に、動物に残酷だからね。」
「雄鶏とかかわりをもたないように子供をしつけておくべきだった。怪我をしたのは親の責任。」
「どんな動物を飼うかは親次第。親がしっかり管理していなかったのが悪い。悲しいことだよ。」

しかしその一方で、「意地悪な雄鶏を飼ったことがない人が母親を非難することは簡単よね」「雄鶏はかなり攻撃的。うちの雄鶏の“ハロルド(Harold)”は子供たちを攻撃し、ガンボ(スープ料理)になっていた」「両親は農場で育った。祖父を怒らせた鶏は週末の夕飯になっていた。それはいつも雄鶏だった」「嫌な雄鶏がいなくなって万々歳じゃない」「これが人生というもの。前に進むだけだよ」「雄鶏に天罰が下っただけよ」「チキンナゲットを楽しんだことを願うわ。よくやったじゃない!」とメーガンさんを擁護する声もあがった。

なおメーガンさんは後日、最初に投稿した娘の顔写真だけを残し、雄鶏に関する全ての写真を削除している。

ちなみに過去には中国で、工場の雇用主の犬を調理して食べてしまった3人の男が解雇されていた。犬が工場の敷地内をウロウロしていたことから、3人は野良犬だと勘違いしたという。

画像は『LADbible 2023年1月20日付「Woman divides internet by killing and frying pet rooster who pecked daughter’s face」(Credit: Magan Schmidt/Facebook)』『New York Post 2023年1月19日付「Our pet rooster attacked my child ― so we had chicken nuggets for dinner」(Magan Schmidt/Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)