ジャニーズ人気グループ『King&Prince』のメンバー3人の脱退をめぐるファンの疑念は高まる一方だ。
キンプリは昨年11月、メンバーの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が今年5月に脱退することを発表。それぞれがジャニーズ事務所を退所するが、彼らの熱狂的ファン「ティアラ」の間で「納得できない」「真相を知りたい」などの不満が渦巻いている。
そんななか、1月19日発行の夕刊紙『東京スポーツ』が、昨年4〜5月に行ったドームツアーのDVD『King&Prince First DOME TOUR 2022〜Mr.〜』の一部内容を詳報。特典のドキュメンタリー映像にティアラが騒然となっている様子を伝えた。
同紙によると、打ち合わせの場面で出てくるホワイトボードには手書きで
《Mr.というコンサートをシグネチャーにしていきたい。5周年の時にはMr.5、10周年にはMr.10と続くLiveを作りたい》
と書かれてあったという。
Mr.とはキンプリを代表するワード。すなわち、昨春時点でメンバー5人は10周年コンサートを意識していたわけだ。ホワイトボードにはこのほか「ファンに見せたいもの」として
《僕たちの過去を見せつつ現在、そして未来の夢を見せたい》
とも記されているという。
ここで思い返して欲しいのが、昨年11月のメンバー脱退の際に出したジャニーズ事務所の公式声明。平野らの退社について、ジャニーズ事務所は‘21年から
「今後の活動について、より具体的に話し合う時間が増えました」
とした上で
「海外での活動をはじめとして、それぞれの方向が異なることもわかりました」
などと報告していた。
「つまりコンサートが行われる1年前からメンバーの目標が『それぞれ異なることがわかった』というわけです。実情はわかりませんが、DVDを見る限り、メンバーはグループ10周年とティアラのために団結しているように思えます」(テレビ局関係者)
さらに不可解なのが、脱退発表後にメンバーがファンクラブ向け動画で発した言葉。海外進出を目指していた平野は脱退理由について
「全力で取り組んだとしても、もう遅いなと感じ、目標を失い、今回の決断に至りました」
とコメント。同じく脱退する岸も
「メンバーと目標の違いが生まれ『海外で活躍できるグループにはなれないのかもしれない』と、自分の夢を自分で否定する、自分にガッカリして落ち込んだりする…そんな日々が続き、今回この決断に至りました」
と話した。
「コンサート時点ではメンバーのモチベーションは高いように見えましたがね。ドームツアー終了から脱退発表までの約半年間で急にネガティブになってしまったのか…判然としませんね」(スポーツ紙記者)
このFC動画をめぐっては、メンバーの視線や覇気のない表情から、ティアラの間では“台本ありき”を疑う声が根強い。
「それほどキンプリの分裂劇をめぐり不信感が高まっているんですティアラだけが騒いでいるというわけではないようです。ジャニー喜多川氏、メリー喜多川氏が亡くなり、タッキー(滝沢秀明氏)もいなくなりました。新体制となったジャニーズ事務所の真価が問われているのだと思います」(同)
この難局を乗り越えることができるか――。