ロハス・ジュニアがドミニカ冬季リーグで優勝を決めるサヨナラ打を放った

 昨季限りで阪神を自由契約となったメル・ロハス・ジュニア外野手が、ドミニカの地で殊勲の一打を放った。ティグレス・デル・リセイの一員としてウインターリーグに参加しており、18日(日本時間19日)に行われたプレーオフのエストレージャス戦で延長10回、優勝を決めるサヨナラ打を放った。

 ティグレスの3勝1敗で迎えた第5戦、1-1の同点で延長10回に突入した。1死一、二塁で5番のロハス・ジュニアに打順が回り、1ボール2ストライクから内角高めへのボールを右前に弾き返した。二塁走者が悠々と生還して優勝が決まると、ベンチから飛び出したチームメートに追いかけられたロハスは外野まで逃走。歓喜の輪ができた。

 2020年に韓国プロ野球(KBO)のKTで打率.349、47本塁打、135打点という圧倒的な成績を残し、2021年から阪神に加入。しかし、2年間で1軍149試合の出場にとどまり、打率.220、17本塁打、OPS.697と大きな期待に応えられなかった。MLB公式サイトが公開した“劇打”の動画には「帰ってこい」「今すぐ呼び戻そう」「甲子園で打てよ!」とファンの複雑な声も寄せられている。今後の去就は未定で、注目を集めそうだ。(Full-Count編集部)