2022年はマルモレホスが58戦7発、ギッテンスが21戦0発に終わった

 昨季は4位に終わった楽天。ホセ・マルモレホスが58試合出場、クリス・ギッテンスが21試合出場と、外国人野手の低迷も2年ぶりBクラスの原因になった。近年はなかなか外国人野手が当たらない状況が続いている。

 マルモレホスは昨年、打率.208、7本塁打。2021年にヤンキースで11試合に出場したギッテンスは初出場した試合で左手首を骨折する不運もあり、打率.242、0本塁打。ほとんど戦力にならずに終わった。2021年も同様でブランドン・ディクソンは38試合で打率.167、4本塁打、ルスネイ・カスティーヨは33試合で.225、1本塁打。1軍デビュー戦の第1打席で左わき腹を痛めるアクシデントがあった。

 過去には“優良助っ人”もいた。NPB11年間で4球団を渡り歩いたホセ・フェルナンデスは、最初に在籍した2006〜2008年の3年間で計68本塁打。2006〜2009年に在籍したリック・ショートは2008年に首位打者に輝いた。

 自前で獲得した外国人も、MLB通算434本塁打の超大物、アンドリュー・ジョーンズは加入1年目の2013年に26本塁打をマークしてチームの初優勝に貢献した。同じ年にはケーシー・マギーが28本塁打、93打点を残し三塁手部門のベストナインに。2017年にはカルロス・ペゲーロ、ゼラス・ウィーラー、ジャフェット・アマダーの3人が揃って規定打席に到達。2019年にはジャバリ・ブラッシュが33本塁打をマークした。

 しかし、外国人で規定打席に到達したのは2020年のステフェン・ロメロが最後で、この2年間は上記の通り期待外れに終わっている。今季の助っ人野手はギッテンスが残留し、メジャー通算923試合出場、130本塁打を誇るマイケル・フランコが加入。育成で元巨人のエスタミー・ウレーニャが加わった。これらの選手がどんな活躍を見せてくれるだろうか。(Full-Count編集部)