DeNAから移籍の砂田、「39」を一度もつけず「47」に変更

 中日が今オフ繰り広げてきた積極補強の“影響”が、選手の背番号にも表れている。11日には、トレードでDeNAから加入した砂田毅樹投手が当初の「39」から昨季までつけていた「47」に変更になったと発表。わずか1か月半での“乗り換え”となった。空いた「39」に対し、SNS上ではさらなる補強を勘繰るファンもいた。

 砂田は昨年11月に京田陽太内野手との交換トレードで移籍。2016年から“左腕ナンバー”の印象が強い「47」を背負っていたが、当時中日では笠原祥太郎投手がつけていた。同月25日の入団会見で、砂田は「39」と発表されていた。

 昨年12月に開催された現役ドラフトで、今度は笠原がDeNAに移籍。中日の「47」は空き番号になり、砂田が受け継ぐことになった。笠原と砂田は、ユニホームを交換した形になるという不思議な着地となり、ファンは「砂田は結局47なのか」「結局笠原と砂田のトレードやな笑」と笑った。

「39」は、直近の顔ぶれをみると“捕手番号”。2022年までは山下斐紹氏がつけ、2018年からの2年間は元中日バッテリーコーチの武山真吾氏が担った。2015年から3年間つけていた加藤匠馬捕手は、今季から1年半ぶりにロッテから“出戻り”。タイミング良く、慣れ親しんだ「39」に収まるのかと思いきや、心機一転「69」となった。

 一部のファンからは「不自然に空いた39」「中日39空けたってことは捕手獲得するんかね」との声も。今オフは戦力外や退団で捕手登録の選手3人がチームを去った。加藤を獲得したのに加え、さらなる補強をするのではという憶測がSNSで繰り広げられていた。最下位からの巻き返しへ、就任2年目を迎えた立浪和義監督の本気度が問われる今季。竜が様々な角度から注目を集めている。(Full-Count編集部)