FIFAワールドカップ・カタール大会での活躍から一気にステップアップを果たすのだろうか。日本代表FW前田大然の評価が順調に伸びている。

前田は昨年の冬に横浜F・マリノスからスコットランドのセルティックへ移籍し、昨年1月にセルティックデビュー。勢いそのままに日本代表のワールドカップメンバーに入り、ベスト16のクロアチア代表戦では先制ゴールも記録した。

その前田に、イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンが関心を示しているという。サウサンプトンは現在プレミアリーグで最下位に沈んでおり、今冬の補強は不可欠。前田最大の武器である爆発的なスピードと豊富な運動量は残留を目指すサウサンプトンに合っているか。

英『HITC』も前田を高く評価しており、プレミアリーグにも適応できるのではないかと見る。

「前田はサウサンプトンにとって大きなプラスになるかもしれない。3トップのあらゆるポジションでプレイ可能な前田の多様性こそ、彼がセルティックで大活躍できている理由だ。サウサンプトンは今冬に攻撃の補強を必要としている。ファン・ダイクなどクラブが過去にセルティックの選手補強で成果を出していることを考えると、前田への動きは理に適っている。プレミアリーグに最適な選手かもしれない」

最近はセルティックへ移籍する日本人選手が増えているが、そこから5大リーグ移籍へ繋げるのが理想のプランとなる。前田の場合、サウサンプトン移籍が実現すれば僅か1年で5大リーグへジャンプアップすることになる。サウサンプトンが残留できるかは不透明だが、興味深い挑戦となるのは間違いない。

25歳の前田は今後の森保ジャパンでもエース候補の1人だ。5大リーグ挑戦で更なるレベルアップを果たせれば大きいが、ワールドクラスのスピードを持つ前田は今冬にも動くか。