昨今のSNSのアプリには、美肌効果やアニメ顔へ変換できるといった様々なフィルター機能が搭載されているが、最近ではTikTokのAI(人工知能)マンガフィルターが人気のようだ。そしてこのほどこのフィルターを使って飼い猫を撮影したブラジルのある女性が、1年前に亡くなった猫にそっくりの猫が現れて、たいそう驚いたという。『Bnews』などが伝えた。

ブラジル在住のタイス・ニノさん(Thaís Nino)が、12月10日にTikTokに投稿した動画が話題となっている。動画にはタイスさんが飼っている猫が寝そべっている様子が捉えられているのだが、この時彼女はTikTokのAIマンガフィルターを使って撮影を試みたようだ。

タイスさんは猫にレンズを向け、マンガフィルターで変換させたところ猫の隣にいるはずのない白と黒の模様の別の猫がアニメとなって現れた。目の前には確かに猫が1匹しかいないのだが、フィルターが何かを認識してもう1匹の別の猫を登場させたようだ。

タイスさんは動画に「初めて飼った猫が1年前に亡くなってしまったんです。その子は白と黒の模様だったんです」と言葉を添えている。いるはずのない場所にマンガとなって現れた猫は、まさしく白と黒の模様でタイスさんが過去に飼っていた猫に似ていたのだ。

大きな衝撃を受けたタイスさんだったが、キャプションには「私は幽霊を信じていませんが、興味深いと思って投稿しました。全てには理由があると思っています」と綴られていた。そして動画を見た人たちからは「それはあなたの守護天使だよ」「猫ちゃんはまだあなたと一緒にいるのね」といった声が寄せられ、これに注目したブラジルメディア『Bnews』が動画を紹介したことで更に話題となっている。

ちなみに今回タイスさんが使用したTikTokのAIマンガフィルターは、一部のメディアによると顔を認識してアニメ風に変化させているとあるが、どうやら動物の顔も認識するようだ。そして最近SNSでは誰もいない場所でこのフィルターを通してアニメで現れる人物を探すという「ゴースト・ハント」をする人が増えているという。

最近ではフランス在住のTikTokアカウント名「Zizou & Nola」さんが12月22日に投稿した動画が多くの人を恐怖に陥れたようで、1250万回以上もの視聴回数を記録している。動画は誰もいない開いたドアの方向をジッと見つめている猫を撮影しているが、マンガフィルターで変換したとたんに誰もいないはずのドアに長い黒髪の女性が立っていた。

画像は『Thaís.Nino 2022年12月10日付TikTok「Não acredito em fantasma,tá gente ?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)