2022年度の年末年始期間は、すでに年度初めの段階から、一部割引が適用されないことがアナウンスされています。安く移動するにはどうすべきか、まとめました。

混雑緩和で一部イレギュラーに

 人々が一斉に帰省・Uターンラッシュを迎える年末年始。多くの場合、高速道路を利用して都市間移動することになりますが、気になるのは「ETCの休日割引・深夜割引(30%引き)が適用されるのか」ということ。

 かなりの値引額となるため、できれば適用を受けたいところですが、年末年始のイレギュラーなカレンダーの中で、何がどう適用されるのでしょうか。


ETC割引は年末年始にどうなる(画像:写真AC)。

●休日割引(30%引き)
 12月31日から1月3日まで「適用外」となります。理由は混雑緩和のためとされています。なお、翌週の3連休(1/7〜9)は適用されます。

 同様の適用除外は、GWとお盆にも設定されています。2022年度は、年度の初めから大型連休時には割引適用とならないことが国などからアナウンスされていました。

●深夜割引(30%引き)
 深夜0時から4時の間に当該区間を走っていれば適用されます。年末年始も適用されます。

●平日朝夕割引
 平日朝6〜9時、17〜20時に当該区間を走った場合、毎月100km分まで、走行回数に応じて30〜50%の金額が翌月に返ってきます。ETCマイレージで還元されるため、適用には事前登録が必要です。なお、年末年始の例外として、先述のとおり「1/3は適用外」となります。その他の平日、12月29日、30日、1月4〜6日は適用されます。

 以上の割引制度は、NEXCO各社の高速道路のほか、新湘南バイパス、圏央道(久喜白岡JCT〜木更津JCT)、西湘バイパス、東富士五湖道路、小田原厚木道路、伊勢湾岸道路、東海環状自動車道、安房峠道路などに適用されますが、大阪・東京の「大都市近郊区間」と名二環(名古屋第二環状自動車道)は適用外です。また京葉道路、第三京浜、横浜新道、横浜横須賀道路、第二神明、沖縄道、南阪奈道路、関門トンネル、堺泉北道路も適用外です。

 また、ETC乗り放題周遊プランであるNEXCO東日本の「ドラ割」、NEXCO中日本の「速旅」、NEXCO西日本の「みち旅」は、年末年始にまたがる日程は除外されており、次の1/7・8の土日周辺から適用再開となっています。