アリナミン製薬(東京都千代田区)が20代から40代の会社員、公務員計500人を対象とした「年末年始のやる気・モチベーションに関する調査」を実施。“年末年始にやる気が出ないこと”について、その結果を公表しました。

「寒い」「作業が大変」が影響?

 調査は、2022年11月16日から同月18日にかけて、20〜40代の会社員、公務員の男女計500人を対象にウェブ上で実施。

 まず、年始に仕事に行きたくないと思ったことがあるかどうかを聞いたところ、「ある」が74.2%、「ない」が25.8%でした。

 次にやる気が上がらず、会社を休みたいと思ったことがあるか聞いてみたところ、「よくある」が38.0%、「たまにある」が37.0%で、75%の人が普段から会社を休みたいと思った経験があることが分かります。

 年末年始にやる気が出ないことについて、複数回答形式で聞きました。3位は「年末調整」(20.2%)で、「手続きが面倒だから」(三重県・29歳男性)、「計算が面倒くさいし頭を使うから」(宮城県・29歳女性)、「書かなければいけない書類が多過ぎて処理に時間がかかるから」(千葉県・31歳女性)といったコメントが集まっています。

 2位は「年賀状」(26.2%)がランクイン。「書く内容が特にないのでストレス」(埼玉県・35歳男性)、「デザインや写真を考えることや、誰に送るかを悩むのが億劫(おっくう)なため」(東京都・38歳男性)、「書かないといけないという義務感から」(静岡県・25歳女性)などのコメントが寄せられており、文章やデザインの内容に悩み、筆がなかなか進まない人が多いのがうかがえます。

 そして、圧倒的1位は「大掃除」(44.2%)でした。理由については、「寒い中掃除をするのが面倒だから」(宮城県・34歳男性)、「年末で仕事がないときくらいはゆっくりしたいから」(岐阜県・22歳男性)、「やることが山積み過ぎて、体力的にきつくなる」(福島県・40歳女性)、「小まめに掃除をする習慣がないから、一気にやるのが大変」(東京都・28歳女性)などのコメントが集まっています。

 やはり、「寒い」「作業が大変」「休み中はゆっくりしたい」という気持ちが先行してしまい、掃除に対するモチベーションが上がらないのかもしれません。