そろそろ忘年会シーズンだが、男性は女性より会費を多めに払うという会社もあるようだ。ジェンダーギャップをテーマにしたアンケートに、長野県に住む30代前半の男性(エンジニア/正社員・職員/年収500万円)が怒りの投稿を寄せた。

男性の勤める会社では、飲み会時、負担金額が男女で2倍以上も異なるというのだ。(文:永本かおり)

キャリコネニュースではジェンダーギャップをテーマにしたアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/ZYVZFJ4M

「女性4000円、男性6000円」と男女の差を減らそうとしたこともあったが…

男性は、ジェンダーギャップに関する不満をこう明かした。

「よくある話なのかもしれませんが、我が社は飲み会の際に女性より男性の方が多く会費を払わなければならないというルールがあります。例えば飲み食べ放題5000円のプランなら女性は3000円、男性は7000円という会費を取られます」

「理由は女性の方が食べる量が少ないから会費が一緒なのは不平等だと昔誰かが言い出したらしく、それが現在まで続いているようです」

この理由にも支払額の差が大きすぎることにも、納得がいかないようで

「会社の飲み会で7000円て高くない?と思ってしまう。それに加えて、そもそも店側が男女共に5000円というプランでやってるのになんでそれじゃダメなんだ?なんで女性の倍以上払うの?と思います」

「そんなにいい給料をもらってるわけでもなく、ほぼ強制参加なのにちょっと納得できないですね」

と腑に落ちない様子で綴る男性。確かに飲み食いの量や給与には男女差があるかもしれないが、男性の収入も7000円を気軽に出せるほどではないのだろう。男性は、この不平等を改善しようと自ら行動に出たこともあった。

「一度自分が幹事の時に女性4000円、男性6000円というふうに少し男女の差を減らして飲み会を開催しようとしたことがあるのですが、それは女性陣が私のところまで来て『なんで今回こんな高いの?!』と言ってきました」

そして、

「結局いつも通りの金額になってしまいました」

とあっけなく男性の提案は却下されたという。この出来事から男性は、

「もう伝統だから変わらないでしょうね。今の若者は飲み会なんて好きじゃないので、こんな高い会費ならそのうち若者は来なくなるだろうなと思います」

改善の余地なしと諦めたように綴っていた。