11月26日、主演映画の舞台挨拶後、出待ちのファンに対応する唐田えりか

 12月14日、「NEWSポストセブン」が、女優・唐田えりかの出演映画が「お蔵入り」の危機に陥っている、と報じた。

「『死体の人(仮)』という作品で、唐田さんは主人公の恋人であるデリヘル嬢を演じ、いわゆる濡れ場もある、といわれています。『未完成映画予告編大賞』のグランプリを獲得したことで本編製作が決まった期待の作品で、12月に試写の予定だったそうですが、監督の妻が、失業保険を受給しながら収入を得ていたことが2021年7月に報じられました。社会派作品の映画監督が“不正受給”にかかわっていたとなっては、糾弾される可能性もあります。その結果、制作会社は映画の公開を取りやめようとしている、とのことです」(映画配給会社関係者)

 2020年に東出昌大との不倫が発覚してから、活動を休止していた唐田だが、ここにきて本格復帰に向け、多くの作品に出演している。しかし、出演作に彼女とは無関係なところでのトラブルが起き、公開に影響が出るなどの“不運”が続いている。

 ゆりやんレトリィバァがダンプ松本を演じることで話題になった、Netflixのオリジナルドラマ『極悪女王』。この作品には、長与千種役で唐田も出演していた。

 女子プロレスラー役ということで、髪をバッサリ切り、体重を大きく増やして撮影に臨んでいた唐田だが、2022年10月、主演のゆりやんが撮影中の事故で負傷、入院していたことが発覚。ゆりやん抜きでのシーンは撮影が続いているものの、メインの撮影再開は早くても2023年5月になるといわれている。ドラマの配信は大幅に遅れる見通しだ。

 11月26日には、主演映画『の方へ、流れる』が公開。初日舞台挨拶には唐田自身も登場し、ファンの歓声に涙を流した。会場を後にする際には、出待ちのファンに笑顔で対応する姿も見せた。

「スタッフは『危険だし、心ない言葉をかけられる』と、ファンの前に出ようとする唐田さんをとめました。しかし、唐田さんは『いつまでも逃げちゃダメだから』とキッパリ。芯のある女性だと思いました」(映画関係者)

 しかしながら同作は、公開からわずか2週間で、池袋シネマ・ロサでの上映が終了となった。同劇場によると「観客動員数は正直、やや少なかったですね。したがって、当初の予想よりも、早い最終日となりました」とのこと。この作品の公開終了後に、同館で公開が始まったのは、皮肉にも東出昌大の主演映画『天上の花』だった。

 前途多難となった唐田の復活の年。とにかく、体当たりで目の前の仕事に向かっていくしかない――。