10日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝のイングランド代表vsフランス代表。フランスが1-2で勝利した試合のターニングポイントは、80分のPKの場面だった。

1-2とビハインドの状況でイングランドが獲得したPK。キッカーはこの日すでに1本PKを決めていた主将のFWハリー・ケインだったが、2本目のPKはバーを越えていくと、試合はそのままタイムアップを迎えた。

多くの人が固唾を呑んで見守っていたであろうケインのPKの場面だが、イギリス『SPORTBIBLE』によると、ピザの配達中に観戦していた人もいたようだ。

SNS上でも大きな反響を呼んでいる動画では、配達先の家に入れてもらい、ピザの箱を持ちながらテレビにくぎ付けになっている青年。ケインのシュートが外れると、配達員は帽子を被り直し、「くそっ」と吐き捨てて早々に仕事へと戻っていった。

この動画には、「ドミノがこのために彼をクビにしないことを願っている」、「家に入れたことは素晴らしい」、「ワールドカップから生まれる最高のもの」、「この配達員はこの仕事をしていて良かったと思うはず」など多くのコメントが集まっている。

中々日本では見られない光景だが、さすがはサッカーの母国といったところだろうか。